理容師の過去問
第38回
衛生管理技術 問16
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問題
第38回 理容師国家試験 衛生管理技術 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
殺菌条件の温度と時間に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 芽胞は、100°Cの沸騰水中で殺菌できる。
b 栄養型の細菌は、80°C以上では数分で殺菌できる。
c 化学的消毒法による殺菌効果は、消毒液の温度が高いほど効果が増す。
d 蒸気殺菌は、煮沸殺菌より短時間で殺菌ができる。
a 芽胞は、100°Cの沸騰水中で殺菌できる。
b 栄養型の細菌は、80°C以上では数分で殺菌できる。
c 化学的消毒法による殺菌効果は、消毒液の温度が高いほど効果が増す。
d 蒸気殺菌は、煮沸殺菌より短時間で殺菌ができる。
- aとb
- bとc
- cとd
- aとd
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
芽胞は煮沸消毒(100℃で沸騰後2分間)でも死滅しません。
理容師法に定められた消毒法では、紫外線消毒(85μW/㎠以上で20分間以上照射)が、唯一効果のある方法です。
aは誤った説明です。
80℃を超える蒸気に10分間以上あてる蒸気消毒では、芽胞を除くほとんどの栄養型細菌・結核菌・真菌・ウイルスを死滅又は不活性化できます。
特に、栄養型細菌は熱に弱いため、数分で殺菌できます。
bは正しい説明です。
消毒薬を用いる科学的消毒法では、「濃度が高い」「温度が高い」「時間が長い」ほど、消毒による効果が高くなります。
cも正しい説明です。
煮沸消毒は「100℃で沸騰後2分間以上煮沸」、蒸気消毒は「80℃を超える蒸気に10分間以上当てる」と定められていますので、蒸気殺菌は煮沸消毒よりも時間がかかります。
dは誤った説明です。
bとcが正しい組み合わせとなります。
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02
答えは2です。
a、
【芽胞】とは、
熱や乾燥に対して非常に強いです。
一部の細菌が、生育に不適切な環境になると、細菌内に芽胞を作ります。
よって、(殺菌できる)→(殺菌できない)の間違いです。
b、
栄養型細菌とは、増殖ができる細菌のことです。
細菌は、たんぱく質で出来ているため、タンパク変性させて、殺菌します。
よって、正しいです。
c、
【化学的消毒法】とは、
消毒薬を使って消毒をする方法です。
消毒薬は、温度、時間、濃度が高いほど、殺菌効果が高くなります。
よって、正しいです。
d、
【煮沸消毒法】(煮沸殺菌)
煮沸後2分間以上煮沸して消毒します。
【蒸気消毒法】(蒸気殺菌)
80℃を超える温度に10分間以上置いて消毒します。
よって、煮沸の方が短時間で良いので、(蒸気殺菌は、煮沸殺菌より短時間で殺菌ができる)→(煮沸殺菌は、蒸気殺菌より短時間で殺菌できる)の間違いです。
正しい答えは、 bとcなので、答えは2です。
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03
×a.芽胞は、極めて高温に強く、オートクレーブ処理、乾熱処理が必要です。
〇b.栄養型の細菌は、80°C以上では数分で殺菌できます。
〇c.化学的消毒法による殺菌効果は、消毒液の温度が高いほど効果が増します。
×d.蒸気殺菌は、煮沸殺菌より殺菌時間に長時間必要です。
質問は、殺菌条件の温度と時間に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれかきいているので、正解の記述である、b と c の組み合わせであ、 2 が正解です。
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