理容師の過去問
第39回
公衆衛生・環境衛生 問9

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問題

第39回 理容師国家試験 公衆衛生・環境衛生 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

わが国の廃棄物に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 産業廃棄物以外の人の生活によって生じた廃棄物が一般廃棄物である。
  • 大量に排出される場合、理容所からの毛髪は産業廃棄物である。
  • 一般廃棄物は、市町村長の責任で処理される。
  • 廃棄物の処理は、焼却し、残渣を埋め立てる方法が主流である。

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この過去問の解説 (3件)

01

廃棄物に関する問題です。

選択肢1. 産業廃棄物以外の人の生活によって生じた廃棄物が一般廃棄物である。

正しいです。

産業廃棄物とは事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、法令で定める種類のものをいいます。それ以外を一般廃棄物といいます。

選択肢2. 大量に排出される場合、理容所からの毛髪は産業廃棄物である。

誤っています。

理容所からの毛髪は一般廃棄物にあたります。事業活動に伴う廃棄物ですが、定められた法令の中に毛髪は含まれません。産業廃棄物ではありません。

選択肢3. 一般廃棄物は、市町村長の責任で処理される。

正しいです。

一般廃棄物の処理は各市町村に責任があります。市町村長にもその責任があります。

選択肢4. 廃棄物の処理は、焼却し、残渣を埋め立てる方法が主流である。

正しいです。

廃棄物の処理方法は、焼却後残渣を埋め立てる方法が広く使われています。

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02

正解は2です。

廃棄物は大きく分けると、事業活動に伴って生じる廃棄物のうち廃棄物処理法で規定された20種類の廃棄物である産業廃棄物と、それ以外の一般廃棄物とに分類されます。

1は正しい説明です

たとえ大量に排出されるとしても、理容所の毛髪ごみは廃棄物処理法に規定されていないため産業廃棄物には該当しません

2が誤った説明です。

原則として一般廃棄物は、市町村の長処理責任があります。

3は正しい説明です。

廃棄物の処理は、焼却や破砕などの減容を行った後に残渣を最終処分場に埋め立てる方法が主流です。

4も正しい説明です。

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03

正解は2です。

●一般廃棄物は、人の生活によって生じた廃棄物のうち、産業廃棄物以外の廃棄物のことをいいます。
・処理は市町村長の責任で行います。
・収集、焼却、埋め立てなどにより処理が行われています。
・理美容所から出る毛髪も、一般廃棄物です。

●産業廃棄物は、事業活動によって排出される廃棄物のうち、事業系一般廃棄物以外の廃棄物のことをいいます。
・処理は、事業主自身が行うか、業者に委託して行います。
・排出された後、保管、運搬、中間処理(脱水、乾燥、焼却、破砕、無害化処理など)を経て、再生利用、埋め立て処分などにより適正に処理されます。

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