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理容師の過去問 第39回 感染症 問15

問題

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梅毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
   1 .
適切な治療が行われないと、死に至ることがある。
   2 .
妊婦が感染している場合、胎盤を介して胎児にうつることがある。
   3 .
予防接種で、感染を防ぐことができる。
   4 .
接吻でも感染することがある。
( 第39回 理容師国家試験 感染症 問15 )
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この過去問の解説 (3件)

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梅毒に関する問題です。

選択肢1. 適切な治療が行われないと、死に至ることがある。

設問の通りです。

長期にわたって治療せずに放置すると、死亡することもあります。

早期に発見し治療することで完治が可能です。

選択肢2. 妊婦が感染している場合、胎盤を介して胎児にうつることがある。

設問の通りです。

妊婦が感染している場合、胎盤を通して胎児に感染し、死産や早産になることもあります。

選択肢3. 予防接種で、感染を防ぐことができる。

誤っています。

梅毒には予防接種はありません。

感染部位と皮膚や粘膜が直接接触をしないようにすることで感染を予防します。

選択肢4. 接吻でも感染することがある。

設問の通りです。

感染部位に口が接触した場合には接吻でも感染することがあります。

付箋メモを残すことが出来ます。
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正解は3です。

梅毒は梅毒トレポネーマ(スピロヘータの一種)という細菌に感染することで起こる感染症で、適切な治療を受けずに複数の臓器に病変が生じた場合には死に至る可能性もあります。

1は正しい説明です。

梅毒は主に性交渉によって感染しますが、母体から胎児への経胎盤感染のリスクもあります。

2も正しい説明です。

梅毒は感染して抗体ができても感染を防ぐことはできませんので、梅毒の予防接種(ワクチン)は存在しません

3が誤った説明です。

梅毒は、性行為だけでなく接吻(キス)によっても感染の可能性がある強い感染力を持っています。

4は正しい説明です。

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正解は3です。

1 . 適切な治療が行われないと、死に至ることがあります。

2 . 妊婦が感染している場合、胎盤を介して胎児にうつることがあります。 (垂直感染)

3 . 予防接種で、感染を防ぐことはできません。

4 . 患者との性交や接吻で感染します。(直接接触感染)

●後天性梅毒・・・生まれた後に患者との接触によって起こります。
●先天性梅毒・・・母親が梅毒の場合に胎児にうつします。
●病原体は細菌の一種、梅毒トレポネーマです。
●感染源は病巣部の皮膚及び粘膜の分泌物、血液などです。

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