理容師の過去問
第39回
理容の物理・化学 問33

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問題

第39回 理容師国家試験 理容の物理・化学 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

電気器具の使用上の注意に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 絶縁の劣化により導線が外の導体に触れると、漏電を生じる。
  • コンセントの金属部分に接触すると、体の表面または体内を通って電流が大地に流れることにより帯電する。
  • コードの絶縁体の損傷により、同じ回路の2本の導線が接触するとショートが起こる。
  • 接触不良があると、接触面積が小さいために抵抗が大きくなり、発熱が起こり損傷の原因となる。

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この過去問の解説 (3件)

01

電気器具の使用上の注意に関する問題です。

選択肢1. 絶縁の劣化により導線が外の導体に触れると、漏電を生じる。

設問の通りです。

絶縁の劣化により漏電を生じると、機器の故障や感電につながるので注意が必要です。 

選択肢2. コンセントの金属部分に接触すると、体の表面または体内を通って電流が大地に流れることにより帯電する。

誤っています。

電気機器等への接触により電流が体内を通り大地に流れることを感電といいます。

帯電とは、物体が電気を帯びる現象をいいます。

選択肢3. コードの絶縁体の損傷により、同じ回路の2本の導線が接触するとショートが起こる。

設問の通りです。

 同じ回路の2本の導線同士が触れるとショートを起こします。ショートすると、電気機器が破損したり火花が飛んだりして大変危険です。

選択肢4. 接触不良があると、接触面積が小さいために抵抗が大きくなり、発熱が起こり損傷の原因となる。

設問の通りです。

接触不良があると、発熱が起こり、電気機器の損傷や発火の原因になることもあります。

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02

正解は2です。

絶縁体の絶縁が劣化して破れるなどして、本来の回路から外れた導体に触れ電流が流れてしまった状態のことを漏電と言います。

1は正しい説明です。

コンセントなどの導体部分に接触し、体表面や体内を通って電流が地面に流れることを感電と言います。

帯電は物体が電気を帯びる現象のことです。

2が誤った説明です。

電気コードの絶縁体の損傷などで同じ回路内の導線が接触し、電気が近道をすることをショートと言います。

電気が負荷を経由せず、瞬時に大きな電流が流れて火災などが起こることもあります。

3は正しい説明です。

導体の接続部の接触状態が良くない状態(接触不良)になると、接触面積が小さくなることで抵抗が大きくなって発熱し、損傷や発火の原因となります。

4も正しい説明です。

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03

正解は2です。

1 . 漏電
電流の流れている導線が他の導体に直接触れ、その部分から規定の回路の外に電流が流れることです。

2 . 帯電ではなく感電です。
※帯電とは物体が電気を帯びることで、帯電したまま動かずにいる電気を静電気といいます。

3 . 同じ回路の2本の導線が接触すると、その部分は抵抗が小さく、瞬間的に大きな電流が流れ、ショートが起きます。

4 . 接触不良や接続部分に汚れやほこりがあると、接触面積が小さいために抵抗が大きくなり、発熱が起こり損傷の原因となります。

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