理容師の過去問
(旧)第41回
皮膚科学 問29
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問題
(旧)第41回 理容師国家試験 皮膚科学 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 成人の皮膚は、加齢にともなって乾燥し、硬くなる。
- 健康な皮膚の表面は、弱アルカリ性を示し、pH7.4 ~ 8.0 の間である。
- 糖尿病の人は、化膿しやすく、細菌や真菌による皮膚疾患にかかりやすい。
- 成人では、男性ホルモンの影響で、前頭部から頭頂部にわたって脱毛する男性型脱毛症となることがある。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
成人の皮膚は、加齢とともに乾燥し張りや弾力を失って硬くなりシワやたるみが生じます。
1は正しい説明です。
健康な皮膚表面のpH値は4.5~6.0の弱酸性です。
2が誤った説明です。
糖尿病にり患すると、免疫機能の低下や神経障害による皮膚の乾燥などで皮膚のバリア機能が低下し、感染症などの皮膚疾患にかかりやすくなります。
3は正しい説明です。
男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンであるテストステロンから変換されたジヒドロテストステロンの影響でヘアサイクル(毛周期)が乱されることで起こると言われています。
4も正しい説明です。
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02
答えは2です。
【皮膚付属器】とは、
毛、毛包、汗腺、脂腺のことで、皮ふが変化した爪も皮膚付属器になります。
1.
皮膚も加齢とともに変化してきます。
表皮は委縮して薄くなり、脂腺は分泌量が減り皮膚は乾燥し、弾性繊維が変化して小じわが出来てきます。
よって、正しいです。
2.
㏗とは水素イオン濃度指数といい、㏗7を中性とし、㏗7より小さいと酸性、㏗7より大きいとアルカリ性になります。
人の皮膚も㏗があり、常に㏗4.5~㏗6.0の弱酸性です。
よって、(弱アルカリ性)→(弱酸性)の間違いです。
3.
人の皮膚表面は、汗と皮脂で作られた皮脂膜で守られていて、細菌や真菌の侵入を防いでいます。
糖尿病になると排尿が増え脱水症状になりやすく、皮膚が乾燥し乾燥肌になる傾向があります。
乾燥肌になると、皮脂膜が作られなくなり、皮膚トラブルが増えます。
よって、正しいです。
4.
男性型脱毛症は、男性ホルモンが毛髪の成長サイクルを狂わせて、毛髪が正常に成長できず細い毛髪しか生えず、次第に薄くなっていきます。
特に、前頭部、頭頂部に症状が出ます。
よって、正しいです。
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03
健康な皮膚の表面は、弱酸性を示し、pH4.5 ~ 6.5 の間です。
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