理容師の過去問
(旧)第41回
皮膚科学 問30
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問題
(旧)第41回 理容師国家試験 皮膚科学 問30 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚疾患に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 円型脱毛症の原因は、免疫の異常と考えられ、他人に感染することはない。
- 口唇にできる単純性疱疹(ほうしん)(単純性ヘルペス)は、真菌による感染症である。
- 青年性扁平疣贅(ゆうぜい)(扁平イボ)は、細菌による感染症である。
- 脂漏性皮膚炎は、ウイルスによる感染症である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 . 円型脱毛症
免疫の異常と考えられ、ストレスが加わると発症することがわかっています。
他人に感染することはありません。
2 . 単純性疱疹(単純性ヘルペス)
ウイルスによる感染症です。
ほとんどが顔と唇にできます。
3 . 青年性扁平疣贅(扁平イボ)
ウイルスによる感染症です。
顔や手足に見られることが多いです。
4 . 脂漏性皮膚炎
真菌による感染症です。
ふけ症やあぶら症の人に多い皮膚炎です。
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02
正解は1です。
円形脱毛症は、現在では「自己免疫疾患」が原因という説が有力です。ストレスや体質的な要因が引き金となって起こると考えられていて、他人に感染するものではありません。
1が正しい説明です。
唇に小さな水ぶくれができる単純性疱疹(ほうしん)、いわゆる口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルスに感染することで起こります。
2は誤った説明です。
顔や腕、手背などに平べったい皮疹ができる青年性扁平疣贅(ゆうぜい)、いわゆるイボはヒトパピローマウイルスに感染することで起こります。
3も誤った説明です。
脂漏性皮膚炎は、頭皮や顔面など皮脂の分泌が盛んな箇所にできる湿疹で、皮膚に常在するカビ(真菌)の一種であるマラセチアの増殖が一因と言われています。
4も誤った説明です。
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03
答えは1です。
【皮膚疾患】とは、
皮膚が赤く炎症を起こしたり、痒みがおきたり、湿疹がでたりと、一口に皮膚疾患といっても様々な症状があります。
原因は主に、細菌による皮膚疾患、ウイルスによる皮膚疾患、真菌による皮膚疾患などがあります。
1.
円形脱毛症は、十円玉ほどの円形の脱毛ができるのが特徴で1個から数個できる人です。
脱毛斑が徐々に大きくなり、全頭や全身に広がる場合もあります。
細菌やウイルスといった外敵から守るリンパ球が、誤って自分の毛包を攻撃してしまうのが原因だと考えられています。
よって、正しいです。
2.
口唇にできる単純性疱疹は、唇や口の周りの皮膚に不快感や痛痒さが出来ます。
その後、患部の皮膚が赤みや水膨れができ、2週間程度で症状は落ち着きます。
原因は単純ヘルペスウイルスになります。
よって、間違いです。
3.
青年性扁平疣贅は、額、頬、胸部、手背などに、痒みを伴って、5~10㎜ほどの平べったい皮疹が多発します。
原因はヒトパピローマウイルスになります。
よって、間違いです。
4.
脂漏性皮膚は頭皮を中心に、フケが皮膚に付着し、皮膚は赤みを帯びる慢性の湿疹です。
原因はマラセチアという真菌と言われていて、マラセチアは常在菌で皮膚から分泌される脂質を分解して炎症させます。
ただし、すべての人が脂漏性皮膚になるわけではなく、他の環境要因が重なったときに発症すると考えられています。
よって、間違いです。
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