理容師の過去問
第43回
皮膚科学 問4
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問題
第43回 理容師国家試験 皮膚科学 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 臓器に異常があると、皮膚にも変化が起きることがある。
- ふけ症は、角質層が過剰に剥がれ落ちる現象で、脂性と乾性がある。
- あぶら性の皮膚は、皮脂の分泌量が過剰であり、毛孔や汗孔に汚れがたまりやすい。
- 皮膚の老化は、個人の素因によるもので、環境の影響は受けない。
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この過去問の解説 (3件)
01
皮膚と皮膚付属器官の保健に関する問題です。
正しいです。
皮膚は「健康の鏡」といわれるほどで、内臓に異常をきたすと、麻しんや乾燥などの他、顔色の変色、むくみなど皮膚にも変化が起きます。
正しいです。
ふけ症は、頭皮の表面の角質がはがれ落ち、その量が多くなった状態のことをいいます。
脂性(脂漏型)と乾性(乾燥型)があります。
正しいです。
脂性の皮膚(脂性肌)は、皮脂の分泌量が過剰に多い肌のことです。
毛孔や汗孔に汚れがたまりやすく、毛穴が詰まったり炎症を起こしやすくなります。
誤りです。
皮膚の老化は、紫外線・大気汚染・睡眠不足など環境の影響をうけます。
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02
正解は4です。
肝臓障害や糖尿病、高脂血症などの内臓の疾患によって皮膚に病変が起こることをデルマドロームと言い黄疸や壊疽、表皮種などの症状が現れます。
1は正しい説明です。
角質層の細胞が角質片となって多量に剥がれ落ちることをふけ症と言います。
そのふけは脂性のものと乾性のものとがありますので、2は正しい説明です。
皮脂の分泌が過剰なあぶら症の皮膚は毛孔(毛穴)が開き汚れや皮脂がたまりやすくなります。
3も正しい説明です。
皮膚の老化の原因は年齢による「自然老化」と紫外線による「光老化」があり、およそ8割が光老化が原因と言われています。
つまり各個人の問題だけではなく環境の影響も大きく受けているということですから、4の説明は誤りです。
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03
皮膚と皮膚付属器官の保健に関する問題です。
臓器に変化があると、皮膚も変化します。
心臓が悪いと、皮膚がむくみます。
腎臓が悪いと、皮膚の光沢と弾力が減ります。
肝臓が悪いと、皮膚が黄色くなります。
よって、正しいです。
ふけは、新陳代謝で頭皮の角質細胞が剥がれ落ちることでできます。
ふけ症は、新陳代謝の過剰で角質がたくさん剝がれ落ちることでおきます。
ふけ症には、乾性のふけ症と脂性のふけ症があり、対処が変わります。
乾性のふけ症→細かいふけです。
乾燥し過ぎないないように、シャンプーは控えめにします。
脂性のふけ症→大きなふけです。
しっかりシャンプーをします。
よって、正しいです。
あぶら性は、皮脂の分泌が正常以上に高くなる状態です。
よって、正しいです。
皮膚の老化は、外界の影響を強く受けます。
外界の影響とは、紫外線、乾燥、化学物質などがあります。
老化により、表皮は委縮して薄くなり、乾燥します。
弾性繊維が変化して、小じわが出来ます。
爪は乾燥して、縦のみぞができたり、割れたりします。
よって、(環境の影響は受けない)→(環境の影響を強く受ける)の間違いで、これが正解になります。
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