理容師の過去問
第45回
公衆衛生・環境衛生 問5

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問題

第45回 理容師国家試験 公衆衛生・環境衛生 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

アタマジラミに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 幼虫は吸血しない。
  • 毛髪に卵を産む。
  • タオルや帽子を介して感染することがある。
  • 主として保育園児や幼稚園児、低学年児童に発生する。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は1です。

アタマジラミは、成虫も幼虫も人から吸血します。

1が誤った説明です。

アタマジラミは、頭髪の根元に白い楕円形のを産みつけます。

2は正しい説明です。

タオルや帽子など、頭髪に接触したものを介して感染することがあります。

3も正しい説明です。

保育園児幼稚園児小学校低学年児童などで集団発生することがあります。

4も正しい説明です。

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02

アタマジラミに関する問題です。

実際の現場でもアタマジラミが寄生した状態でご来店されるお客様がいらっしゃいます。

知識がないと他のお客様へ感染させてしまい重大な過失となってしまう可能性もありますので、理解を深めておきましょう。

選択肢1. 幼虫は吸血しない。

この選択肢の内容は誤っているため、こちらが正解です。

幼虫は吸血します

幼虫だけでなく、成虫も吸血します。吸血によりひどいかゆみや湿疹が起こります。

選択肢2. 毛髪に卵を産む。

この選択肢の内容は正しいため、こちらは誤りです。

毛髪に卵を産みます

卵は0.5mm程の白色で、7日~10日で孵化します。

選択肢3. タオルや帽子を介して感染することがある。

この選択肢の内容は正しいため、こちらは誤りです。

タオルや帽子を介して感染することがあります

その他にもヘアブラシや脱衣カゴ等の共用から感染することがあります。

選択肢4. 主として保育園児や幼稚園児、低学年児童に発生する。

この選択肢の内容は正しいため、こちらは誤りです。

主として保育園児や幼稚園児、低学年児童に発生します

主な感染経路が髪の毛の接触ですので、頭や体を寄せて過ごすことの多い保育園児や幼稚園児、低学年児童に多く発生します。

まとめ

アタマジラミに寄生されたお客様の対応は、主に洗髪でアタマジラミを洗い流し、ブラッシングとカットで卵の除去を行います。アタマジラミの卵・幼虫・成虫は60度以上の湯に5分以上浸けると確実に死滅します。その他にも熱を使用した方法(直射日光による消毒、乾燥機の使用)も有効ですので、使用した道具類は全て洗浄・消毒を行いましょう。

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