理容師の過去問
第45回
衛生管理技術 問5

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問題

第45回 理容師国家試験 衛生管理技術 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

理容所における器具・布片の取扱いに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  血液の付着していないかみそりの消毒は、エタノール水溶液を含ませた綿で表面を拭く。
b  ヘアドライヤーは、皮膚に接する器具にあたる。
c  皮膚に接する器具は、十分に洗浄してから消毒する。
d  タオルの消毒は、80°Cを超える蒸気に10分間以上触れさせる。
  • a と b
  • b と c
  • c と d
  • a と d

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

かみそり(頭髪のカットのみに使用するものを除く)は、血液が付着しているか否かを問わず煮沸(沸騰後2分間以上)、消毒用エタノール(10分間以上)、0.1%次亜塩素酸ナトリウム液(10分間以上)のいずれかの消毒方法が義務付けられています。

aは誤った説明です。

ヘアドライヤーは客の皮膚に接触するような使用はしないため、皮膚に接する器具にはあたりません。

bも誤った説明です。

皮膚に接する器具は、事前に十分洗浄したうえで指定された方法で消毒することが大事です。

cは正しい説明です。

タオルや布片は、きれいに洗濯した後に蒸気消毒器で80℃以上の蒸気に10分間以上触れさせる方法で消毒します。

dも正しい説明です。

cとdが正しい組み合わせです。

参考になった数3

02

正しい組み合わせを選ぶ問題は、一つ自信のある選択肢を見つけることで格段に解きやすくなります。冷静に選択肢を読んでみましょう。

選択肢1. a と b

a:かみそりは血液が付着した疑いのある器具として扱うため、消毒用エタノールに10分間以上浸す必要があります。よって→×

b:ヘアドライヤーは、皮膚に接する器具にはあたりません。よって→×

 

誤った組み合わせです。

選択肢2. b と c

b:ヘアドライヤーは、皮膚に接する器具にはあたりません。よって→×

c:汚れが残った状態だと消毒効果が低下する恐れがあるため、消毒の前に充分な洗浄をします

よって→〇

 

誤った組み合わせです。

選択肢3. c と d

c:汚れが残った状態だと消毒効果が低下する恐れがあるため、消毒の前に充分な洗浄をします

よって→〇

d:蒸気消毒は、80°Cを超える蒸気に10分間以上触れさせる消毒法で、タオルの消毒に用いることが出来ます。よって→〇

 

正しい組み合わせです。

選択肢4. a と d

a:かみそりは血液が付着した疑いのある器具として扱うため、消毒用エタノールに10分間以上浸す必要があります。よって→×

d:蒸気消毒は、80°Cを超える蒸気に10分間以上触れさせる消毒法で、タオルの消毒に用いることが出来ます。よって→〇

 

誤った組み合わせです。

まとめ

選択肢で間違っている箇所にしるしをつけておくと、後から見直しやすくなります。

参考になった数0

03

器具・布片の取扱いに関する問題です。

選択肢3. c と d

a.誤

カット専用を除くかみそりは血液が付着しているかに関わらず、血液が付着しているもの又はその疑いのあるものとして、以下のいずれかの消毒を行います。

・消毒する前に家庭用洗剤をつけたスポンジ等で、器具の表面をこすり、十分な流水(10秒間以上、1リットル以上)で洗浄します。

その後

1.沸騰後2分間以上煮沸します。

2.エタノール水溶液(エタノールが76.9%以上81.4%以下の水溶液。以下同じ。)中に10分間以上浸します。

3.次亜塩素酸ナトリウムが0.1パーセント以上である水溶液中に10分間以上浸します。

b.誤

ヘアドライヤーは、皮膚に接するような使用方法ではありません。

c.正

皮膚に接する器具は、十分に洗浄してから消毒し、それぞれにあった定められた消毒方法で消毒をします。

d.正

血液が付着している疑いのないタオルは、蒸し器等による消毒を行います。

但し、蒸気器内が80℃を超えてから10分間以上湿熱に触れさせることが必要です。

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