理容師の過去問
第46回
感染症 問2

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問題

第46回 理容師国家試験 感染症 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

細菌に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 細菌の成分の約80%は、タンパク質である。
  • 細菌の芽胞は、熱や乾燥に弱い。
  • 細菌のなかには、酸素があると発育、増殖できないものがある。
  • 細菌は、生きた細胞内でないと発育、増殖できない。

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この過去問の解説 (2件)

01

微生物である細菌に関する問題です。

選択肢1. 細菌の成分の約80%は、タンパク質である。

細胞核を持たない原核生物である細菌は、その成分の80%水分でできています。

これは誤った説明です。

選択肢2. 細菌の芽胞は、熱や乾燥に弱い。

生育に不適当な環境になると細胞内で形成される芽胞は、乾燥に対して耐性が高くなります。

これは誤った説明です。

選択肢3. 細菌のなかには、酸素があると発育、増殖できないものがある。

細菌には、酸素があると発育できない嫌気性菌と、発育に酸素が必要な好気性菌、酸素があってもなくても発育できる通性嫌気性菌の3つがあります。

これが正しい説明です。

選択肢4. 細菌は、生きた細胞内でないと発育、増殖できない。

細菌は自分自身で増殖できますが、ウイルスは生きた細胞内でしか増殖できません。

これは誤った説明です。

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02

細菌についての問題です。

 

この問での重要な細菌の特徴

 

・増殖には十分な水分が必要で、細菌の成分の約80%水分です。

生育に不適当な状態になると細胞内に芽胞をつくるものがあり、熱や乾燥に強いです。

・発育に酸素が必要な好気性菌、酸素があると発育できない嫌気性菌、発育に酸素は関係のない通性嫌気性菌があります。

自分自身で増殖するので、生きた細胞内でなくても増殖できます

選択肢1. 細菌の成分の約80%は、タンパク質である。

細菌の成分の約80%は、タンパク質である。・・・

 約80%は水分なので、誤った文章です。

選択肢2. 細菌の芽胞は、熱や乾燥に弱い。

細菌の芽胞は、熱や乾燥に弱い。・・・

 熱に強いので、誤った文章です。

選択肢3. 細菌のなかには、酸素があると発育、増殖できないものがある。

細菌のなかには、酸素があると発育、増殖できないものがある。・・・

 嫌気性菌はこれにあたるので、正しい文章です。

選択肢4. 細菌は、生きた細胞内でないと発育、増殖できない。

細菌は、生きた細胞内でないと発育、増殖できない。・・・

 ウイルスと違い、生きた細胞内でなくても発育できるので誤った文章です。

まとめ

細菌のなかには、酸素があると発育、増殖できないものがある。】は正しい文章なので、こちらが正解です。

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