理容師の過去問
第46回
皮膚科学 問1

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問題

第46回 理容師国家試験 皮膚科学 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 表皮は、基底層、有棘(ゆうきょく)層、顆粒層、角質層の4つの層からなる。
  • 角化細胞(ケラチノサイト)は、表皮内に侵入した抗原物質(アレルゲン)を取り込む性質がある。
  • ランゲルハンス細胞は、約1か月かけて基底細胞から角質細胞に分化する。
  • 色素細胞(メラノサイト)の数は、同一部位で比較すると人種によって大きく異なる。

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この過去問の解説 (2件)

01

皮膚の構造に関する問題です。

選択肢1. 表皮は、基底層、有棘(ゆうきょく)層、顆粒層、角質層の4つの層からなる。

皮膚の一番外側にある表皮は、皮膚表面から内部に向かって角質層・顆粒層・有棘層・基底層の順番に4つの層で構成されています。

これが正しい説明です。

選択肢2. 角化細胞(ケラチノサイト)は、表皮内に侵入した抗原物質(アレルゲン)を取り込む性質がある。

角化細胞は、表皮の一番内側にある基底層で細胞分裂によって生み出されています。

これは誤った説明です。

選択肢3. ランゲルハンス細胞は、約1か月かけて基底細胞から角質細胞に分化する。

ランゲルハンス細胞は、表皮内に侵入した病原体(アレルゲン)を認識し情報を伝達する免疫システムに関わっています。

これは誤った説明です。

選択肢4. 色素細胞(メラノサイト)の数は、同一部位で比較すると人種によって大きく異なる。

人類の色素細胞の数は、皮膚1mm²あたり1000~2000個で人種による差はありません。

これは誤った説明です。

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02

皮膚の構造についての問題です。

 

この問での要点

表皮基底層有棘(ゆうきょく)層顆粒層角質層の4層

角化細胞は基底層でケラチンをつくり、徐々に上へ押し上げ角質細胞に分化する

ランゲルハンス細胞は表皮内に侵入した抗原物質(アレルゲン)を取り込む性質がある

色素細胞(メラノサイト)の数は人種による差はなく、皮膚の色は色素細胞でつくられるメラニンの数などで変わる

選択肢1. 表皮は、基底層、有棘(ゆうきょく)層、顆粒層、角質層の4つの層からなる。

表皮は、基底層、有棘(ゆうきょく)層、顆粒層、角質層の4つの層からなる。・・・

 正しい文章です。

選択肢2. 角化細胞(ケラチノサイト)は、表皮内に侵入した抗原物質(アレルゲン)を取り込む性質がある。

角化細胞(ケラチノサイト)は、表皮内に侵入した抗原物質(アレルゲン)を取り込む性質がある。・・・

 これはランゲルハンス細胞の説明なので、誤った文章です。

選択肢3. ランゲルハンス細胞は、約1か月かけて基底細胞から角質細胞に分化する。

ランゲルハンス細胞は、約1か月かけて基底細胞から角質細胞に分化する。・・・

 これは角化細胞の説明なので、誤った文章です。

選択肢4. 色素細胞(メラノサイト)の数は、同一部位で比較すると人種によって大きく異なる。

色素細胞(メラノサイト)の数は、同一部位で比較すると人種によって大きく異なる。・・・

 誤った文章です。

まとめ

表皮は、基底層、有棘(ゆうきょく)層、顆粒層、角質層の4つの層からなる。】が正しい文章なので、正解です。

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