理容師の過去問
第47回
文化論及び理容技術理論 問6
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問題
第47回 理容師国家試験 文化論及び理容技術理論 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
刃物の材料に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 炭素鋼に含まれる鉄は、2%以下である。
- ステンレス鋼に含まれるクロムは、5%以下である。
- 炭素鋼は、ステンレス鋼に比べてさびに強い。
- 炭素鋼は、コバルト鋼に比べて加工性がよい。
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この過去問の解説 (3件)
01
刃物の材料に関する知識は、その性能や用途を理解するために重要です。以下に、刃物の材料についての各記述を詳しく解説し、正しいものを特定します。
炭素鋼の主要成分は鉄であり、炭素が含まれる割合は約0.2%から2%程度です。鉄の含有量は非常に高く、通常は98%以上です。この記述は誤りです。
ステンレス鋼には、一般的に10%以上のクロムが含まれています。クロムはステンレス鋼の耐食性を高める重要な成分であり、5%以下ではありません。この記述は誤りです。
炭素鋼は、ステンレス鋼に比べてさびやすいです。ステンレス鋼には耐食性を高めるためにクロムが含まれており、炭素鋼はこの耐食性が低いため、さびに対して弱いです。この記述は誤りです。
炭素鋼は一般的にコバルト鋼に比べて加工しやすいです。コバルト鋼は硬度が高く、加工が難しいことが多いため、炭素鋼の方が加工性が良いとされています。この記述は正しいです。
刃物の材料に関する正しい記述は、「炭素鋼は、コバルト鋼に比べて加工性がよい。」です。他の選択肢は、材料の特性に関する誤った情報を含んでいます。
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02
理容の刃物の材料(素材)に関する記述の中から正しいものを選ぶ問題です。
シザーズの素材には、コバルト合金鋼、炭素鋼、ステンレス鋼、ダマスカス鋼などがあります。
炭素鋼に2%以下含まれるのは鉄ではなく炭素です。
これは誤った記述です。
ステンレス鋼に含まれるクロムは10.5%以上で、シザーズに使用されるステンレス鋼は12~18%含有のものが多く使われています。
5%以下ではないので誤った記述になります。
炭素鋼はステンレス鋼よりもさびに弱い特性があります。
強いではなく弱いなので誤った記述になります。
炭素鋼はコバルト鋼よりも加工性が良いという特性があります。
これが正しい記述です。
刃物の材料(素材)の種類と特性に関する問題は、それほど頻繁に出題されるわけではありませんが、今回の出題と同じような問題が見受けられます。
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03
この問題は、刃物の材料の知識が必要になります。
刃物の炭素鋼に含まれる鉄は一般的に98%です。
刃物は基本的に鉄で構成されています。
よってこの説明は誤りです。
刃物のステンレス鋼に含まれるクロムは一般的に10.5%です。
クロムを含ませることでステンレス鋼は耐腐食性が上がり錆びにくくなります。
よってこの説明は誤りです。
炭素鋼は錆びやすい特性があります。
よってこの説明は誤りです。
炭素鋼は比較的に加工がしやすい金属です。
よってこの説明は正しいです。
刃物が何でできているかを理解することがポイントです。
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