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理容師の過去問 第48回 公衆衛生・環境衛生 問3

問題

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喫煙と飲酒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
   1 .
わが国の女性の喫煙者率は、2005年以降上昇し続けている。
   2 .
たばこの煙には、多種の発がん物質や発がん促進物質が含まれている。
   3 .
受動喫煙の防止が、健康増進法に定められている。
   4 .
飲酒に起因する健康障害には、アルコール依存症のみならず、脳卒中、がんなども含まれる。
( 第48回 理容師国家試験 公衆衛生・環境衛生 問3 )
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この過去問の解説 (3件)

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公衆衛生・環境衛生に関する問題です。

選択肢1. わが国の女性の喫煙者率は、2005年以降上昇し続けている。

・・・・誤った文章です。上昇ではなく緩やかに減少しています

選択肢2. たばこの煙には、多種の発がん物質や発がん促進物質が含まれている。

・・・・正しい文章です。

選択肢3. 受動喫煙の防止が、健康増進法に定められている。

・・・・正しい文章です。

選択肢4. 飲酒に起因する健康障害には、アルコール依存症のみならず、脳卒中、がんなども含まれる。

・・・・正しい文章です。

まとめ

よって、【わが国の女性の喫煙者率は、2005年以降上昇し続けている。】が誤った文章でこの問の正解になります。

付箋メモを残すことが出来ます。
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アルコールとたばこについては、それぞれ身体に影響を及ぼす点で類似点が多くあります。

混同しないように注意して問題を見ていきましょう。

選択肢1. わが国の女性の喫煙者率は、2005年以降上昇し続けている。

女性の喫煙率は、昭和41年の18%をピークにやや減少傾向ではありますが、ほぼ横ばいです。

よって誤りです。

選択肢2. たばこの煙には、多種の発がん物質や発がん促進物質が含まれている。

たばこの煙には、一酸化炭素、ニコチンなどの有害物質に加えて、ニトロソアミン類などの発がん物質も70種類以上含まれています。

よって正しいです。

選択肢3. 受動喫煙の防止が、健康増進法に定められている。

2020年に施行された健康増進法では、望まない受動喫煙を防止するために、多くの人が利用する施設では一定の場所以外の喫煙を禁止するなどが定められています。

よって正しいです。

選択肢4. 飲酒に起因する健康障害には、アルコール依存症のみならず、脳卒中、がんなども含まれる。

アルコールを過剰に摂取することによって、さまざまな病気を引き起こす可能性があります。

脳卒中の発症リスクも上がり、酒飲料に含まれる成分に発がん性があるため、食道がん、肝臓がん等の原因になる場合もあります。

よって正しいです。

まとめ

健康増進法では、望まない受動喫煙を防止することを目的に、2020年に一部改正されています。

特徴を覚えておきましょう。

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教科書では説明文が長く、覚えるうえで混乱しやすい部分かと思います。

しかし、出題頻度は高く、説明文全体が満遍なく出題される部分でもあります。

ここではそれぞれのポイントを簡潔に説明していますが、ぜひ教科書もあわせて何度も読みこんでみてください。

選択肢1. わが国の女性の喫煙者率は、2005年以降上昇し続けている。

男性の喫煙率は年々減少していますが、女性は横ばい状態です。

ただ、2005年から2015年にかけて、ほぼ横ばいでありながらも緩やかに減少しています。

教科書のグラフがわかりやすいので、ぜひあわせて確認してみてください。

選択肢2. たばこの煙には、多種の発がん物質や発がん促進物質が含まれている。

現在明らかになっているだけでも4000種類化学物質が含まれており、そのうち60種類以上が発がん物質や発がん促進物質であるといわれています。

喫煙者は、各種のがん、心疾患、肺疾患、消化器疾患などの危険性が高まります。

選択肢3. 受動喫煙の防止が、健康増進法に定められている。

学校や病院、飲食店など多くの人が利用する施設での受動喫煙防止について、健康増進法第25条で定められています。

選択肢4. 飲酒に起因する健康障害には、アルコール依存症のみならず、脳卒中、がんなども含まれる。

アルコールも喫煙同様、脳卒中やがんなどの健康被害のリスクが高まります。

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