理容師の過去問
第48回
衛生管理技術 問4

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問題

第48回 理容師国家試験 衛生管理技術 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

消毒用エタノールに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  エタノールの濃度は40〜50%である。
b  消毒効果は逆性石けんと併用すると減弱する。
c  揮発性が強く、引火性がある。
d  手指や刃物類の消毒に適している。
  • aとb
  • bとc
  • cとd
  • aとd

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この過去問の解説 (3件)

01

衛生管理に関する問題です。

選択肢3. cとd

a エタノールの濃度は40〜50%である。

→消毒用エタノールの濃度は、76.9〜81.4%を使います。


b 消毒効果は逆性石けんと併用すると減弱する。

他の消毒液とは反応しないため、様々な消毒液と混合することができます


c 揮発性が強く、引火性がある。→◯


d 手指や刃物類の消毒に適している。→◯

まとめ

よって、【揮発性が強く、引火性がある。】【手指や刃物類の消毒に適している。】が正しい組み合わせです。

参考になった数2

02

エタノールは、コロナ禍でかなり身近な消毒液になりました。

そのため、今まで問われなかったような部分も出題されやすくなる可能性があります。

もう一度、教科書もあわせて確認しておきましょう。

選択肢3. cとd

aについて、理容所で消毒に用いるエタノールの濃度は、76.9〜81%です。

今まで、このエタノールの濃度を問う問題はあまり出題されていませんでした。

新たに出題されるようになってきた部分です。

ぜひ、数字を覚えておきましょう。

bについて、エタノールはほか消毒液と反応しないため、逆性石けん以外にもさまざまな消毒液と併用することができます。

cについて、エタノールは可燃性の物質で引火性があります。

使用するときは、火気を避けて使用しなければなりません。

dについて、理容師法で定める消毒法でかみそりの消毒にもエタノールが用いられているように、エタノールは刃物類の消毒に適しています。

また、エタノールは手指の消毒にも適しています。

街中でも、手指の消毒用として、店の入口などに設置されていることが多いですよね。

参考になった数1

03

エタノールとは、アルコールの一種です。消毒用エタノールと消毒用アルコールの違いは濃度によるものです。

選択肢1. aとb

a:消毒用エタノール濃度は約76.9%から81.4%が指標となります。40〜50%では有効性がありません。→×

b:エタノール消毒効果は、逆性せっけんと併用することによって相乗効果を得て、高まります。

→×

よってこの組み合わせは誤りです。

選択肢2. bとc

b:エタノール消毒効果は、逆性せっけんと併用することによって相乗効果を得て、高まります。

→×

c:消毒用エタノールは揮発性、引火性のどちらも性質にあります。

→〇

よってこの組み合わせは誤りです。

選択肢3. cとd

c:消毒用エタノールは揮発性、引火性のどちらも性質にあります。

→〇

d:消毒用エタノールは、皮膚に対しての脱脂作用が弱く、金属をいためにくい特徴もあるため、適しているといえます。→〇

よってこの組み合わせは正しいです。

選択肢4. aとd

a:消毒用エタノール濃度は約76.9%から81.4%が指標となります。40〜50%では有効性がありません。→×

d:消毒用エタノールは、皮膚に対しての脱脂作用が弱く、金属をいためにくい特徴もあるため、適しているといえます。→〇

よってこの組み合わせは誤りです。

まとめ

消毒用エタノールは身近に使用することも多いと思います。経験で答えられる問題もあるとは思いますが、濃度等もおおまかに頭に入れておきましょう。

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