理容師の過去問
第48回
衛生管理技術 問3
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問題
第48回 理容師国家試験 衛生管理技術 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
理学的消毒法に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 紫外線は固体表面の消毒に適するが、陰になる部分の消毒はできない。
b 紫外線の消毒効果は、汚れのついた表面でも減弱しない。
c 80〜100°C、10分間の蒸気消毒で細菌の芽胞は不活化する。
d 2〜3分間の煮沸消毒では、細菌の芽胞は不活化しない。
a 紫外線は固体表面の消毒に適するが、陰になる部分の消毒はできない。
b 紫外線の消毒効果は、汚れのついた表面でも減弱しない。
c 80〜100°C、10分間の蒸気消毒で細菌の芽胞は不活化する。
d 2〜3分間の煮沸消毒では、細菌の芽胞は不活化しない。
- aとb
- bとc
- cとd
- aとd
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この過去問の解説 (3件)
01
衛生管理に関する問題です。
a 紫外線は固体表面の消毒に適するが、陰になる部分の消毒はできない。→◯
b 紫外線の消毒効果は、汚れのついた表面でも減弱しない。
→紫外線消毒は表面しか消毒ができないため、汚れがついている状態での消毒は減弱します。
c 80〜100°C、10分間の蒸気消毒で細菌の芽胞は不活化する。
→80〜100℃では芽胞は不活性化しません。
d 2〜3分間の煮沸消毒では、細菌の芽胞は不活化しない。→◯
よって、【紫外線は固体表面の消毒に適するが、陰になる部分の消毒はできない。】【2〜3分間の煮沸消毒では、細菌の芽胞は不活化しない。】が正しい組み合わせになります。
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02
理学的消毒法(物理的消毒法)とは、熱や紫外線を使って病原微生物等を除去、死滅させることをいいます。また、消毒薬を使うやり方は、化学的消毒法といいます。
a:太陽光にも含まれる紫外線には、細菌やウイルスを殺す力がありますが、陰になる部分には紫外線が届かず、効果を発揮することができません。→〇
b:紫外線は直接あたることによって効果を発揮することができます。なので汚れた表面では消毒効果が著しく低下してしまいます。→×
よってこの組み合わせは誤りです。
b:紫外線は直接あたることによって効果を発揮することができます。なので汚れた表面では消毒 効果が著しく低下してしまいます。→×
c:80〜100°C、10分間の蒸気消毒では、雑菌を不活化させますが、芽胞には効果がありません。
→×
よってこの組み合わせは誤りです。
c:80〜100°C、10分間の蒸気消毒では、雑菌を不活化させますが、芽胞には効果がありません。
→×
d:芽胞は高温に対する耐久性が極めて高いため、数分程度の煮沸消毒では不活化することはできません。→〇
よってこの組み合わせは誤りです。
a:太陽光にも含まれる紫外線には、細菌やウイルスを殺す力がありますが、陰になる部分には紫外線が届かず、効果を発揮することができません。→〇
d:芽胞は高温に対する耐久性が極めて高いため、数分程度の煮沸消毒では不活化することはできません。→〇
よってこの組み合わせは正しいです。
芽胞は高温だけでなく、消毒薬にも強いため、不活化させるためには手間のかかる作業が必要です。簡単な方法では効果がないということを覚えておきましょう。
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03
理学的消毒法のポイントは、まず芽胞に効果があるのかどうかです。
芽胞への効果はかなり頻出なので、おさえておきましょう。
aについて、紫外線消毒は物体の表面の消毒しかできません。
陰の部分や内部まで消毒したい場合は、別の方法をとる必要があります。
bについて、紫外線消毒は、表面に汚れや油膜があると作用がとても弱くなってしまいます。
洗剤で洗ったあと、よく水気をとってから照射しましょう。
cについて、100℃程度で10分間作用させたくらいでは、芽胞を不活化することはできません。
栄養型の細菌、ウイルスは、70℃以上の湿熱を数分間作用させると死滅させることができます。
dについて、2〜3分作用させた程度では、煮沸消毒で芽胞を不活化することはできません。
理学的消毒法では、芽胞に効果があるのは紫外線消毒のみです。
消毒法はそれぞれの長所と短所をセットで覚えましょう。
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