理容師の過去問
第48回
衛生管理技術 問2
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問題
第48回 理容師国家試験 衛生管理技術 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
理容所で行う血液が付着している疑いのない器具類の消毒法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- かみそりの表面を消毒用エタノールを含ませた綿で拭く。
- くしを0.01%次亜塩素酸ナトリウム水溶液に10分間以上浸す。
- はさみを沸騰後2分間以上煮沸する。
- クリッパーの刃を0.1%逆性石けん水溶液に10分間以上浸す。
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この過去問の解説 (3件)
01
濃度や時間までしっかり確認しましょう。
0.1と0.01など、注意が必要です。
かみそりは特殊で、血液付着の有無にかかわらず、血液付着時と同じ方法をとります。
また、問題によってはこれに加えて、その方法が使える素材なのかどうかも確認しましょう。
かみそりは血液付着の有無にかかわらず、血液が付着している場合消毒法で消毒を行います。
よって、使える方法は、
・煮沸消毒…沸騰後2分間以上煮沸
・エタノール消毒…消毒用エタノールに10分間以上浸す
・次亜塩素酸ナトリウム…0.1%次亜塩素酸ナトリウム液中に10分間以上浸す
の3つです。
もし、血液が付着している場合は、0.1%次亜塩素酸ナトリウム液中に10分以上浸します。
血液付着の有無で濃度が変わることに注意しましょう。
これは、血液付着の有無にかかわらずこの方法で消毒できます。
プラスチック製品は変形するおそれがあるため、煮沸消毒は向きません。
逆性石けんは、血液付着がない場合のみ使用できます。
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02
器具の材質によって、適さない消毒法があります。この器具に、この消毒法は使えないというように整理して覚えておきましょう。
かみそりのエタノール消毒は、表面を拭くのではなく、エタノール液中に10分以上浸す方法です。
よって誤りです。
次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、金属を錆びさせてしまうのが注意点ですが、くしは金属製ではないので問題ありません。
よって正しいです。
煮沸消毒は、熱に弱い器具には用いることができませんが、はさみは熱に弱くないので、この方法で問題ありません。
よって正しいです。
逆性石けん水溶液は、金属を錆びさせる恐れがないので、クリッパーの刃を消毒するのに適しています。毎日取り換えるのが注意すべき点です。
よって正しいです。
血液が付着している(疑い)ものの消毒法は、
①沸騰後2分以上煮沸する
②エタノール水溶液に10分間以上浸す
③次亜塩素ナトリウム水溶液に10分間以上浸す
上記の3つがあります。
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03
衛生管理に関する問題です。
✕・・・・誤った選択肢です。かみそりは血液が付着しているまたはその疑いのある器具と同じ消毒を行うため、エタノールによる消毒は76.9〜81.4%エタノール液に10分間以上浸します。
◯・・・・正しい選択肢です。
◯・・・・正しい選択肢です。
◯・・・・正しい選択肢です。
よって、【かみそりの表面を消毒用エタノールを含ませた綿で拭く。】が誤った選択肢でこの問の正解になります。
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