理容師の過去問 第48回 香粧品化学 問3
この過去問の解説 (3件)
よく出る代表的なものはしっかり覚えましょう。
ほかは余裕があれば、教科書でざっくり確認しておけるとなおよいです。
植物性か動物性かも重要なポイントです。
キトサンは、甲殻類の殻に多く含まれているキチンから得られます。
皮膚への保湿作用が強いため、クリームや乳液などによく配合されています。
軟膏状の物質で、ヒトの皮脂に似た性質をもっています。
クリームや乳液などの保湿剤として、不純物を取り除いたものが用いられています。
動物性香料で、ジャコウジカのオスの生殖腺を切りとり、乾燥させたものをいいます。
動物性香料の代表例です。
黄橙色で、ニンジンや柑橘類から採取することができます。
香粧品化学に関する問題です。
◯・・・・正しい記述です。
◯・・・・正しい記述です。
✕・・・・誤った記述です。正しくは、じゃ香(ムスク)は、ジャコウジカのオスの生殖線を切りとり乾燥させた動物性香料です。
◯・・・・正しい記述です。
よって、【じゃ香(ムスク)は、植物性香料である。】が誤った記述でこの問の正解になります。
香粧品原料は、動物や植物など様々なものがあります。
キトサンは、カニなどの甲殻類の外骨格に含まれるキチンを原料として生成されます。また、低分子では十分な効果を発揮することが出来ません。
よって正しいです。
ラノリンは羊の皮脂腺から分泌され、毛の表面についているロウであり、吸水性が高く、保湿効果を高めることが出来ます。
よって正しいです。
じゃ香(ムスク)は、ジャコウジカの分泌物から採取したものを乾燥させ生成した、動物性香料です。
よって誤りです。
β−カロチンは、パプリカ、ニンジンなどの色が濃い野菜や果物に多く含まれます。
ヒトの体内では、ビタミンAに変換されます。
よって正しいです。
まとめると、それぞれの原料となるのは、
●キトサン→甲殻類などに含まれるキチン
●ラノリン→羊の毛についた分泌物
●じゃ香(ムスク)→ジャコウジカの分泌物
●β−カロチン→ニンジン等の野菜
となります。すべての原料について覚える必要はありませんが、植物からなのか動物からなのかなど、簡単に頭に入れておきましょう。
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