理容師の過去問
第48回
香粧品化学 問4
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問題
第48回 理容師国家試験 香粧品化学 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
香粧品に用いられる成分とその配合目的に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
- パラオキシ安息香酸エステル(パラベン) ―― 防腐剤
- パラアミノ安息香酸エステル ―――――――― 金属イオン封鎖剤(キレート剤)
- グリセリン ―――――――――――――――― 保湿剤
- ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)――――― 酸化防止剤
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この過去問の解説 (3件)
01
似た名称のものが多いため、注意しながら覚えましょう。
どれもまずは頻出な代表例から優先的に覚えるのがおすすめです。
パラオキシ安息香酸エステルは、防腐剤として、最も広く用いられています。
安全性が高いため、食品にも使用することができます。
パラアミノ安息香酸エステルは、紫外線吸収剤として用いられています。
金属イオン封鎖剤として用いられるのは、エチレンジアミン四酢酸です。
グリセリンは、保湿剤として用いられています。
もうひとつよく保湿剤として用いられているのが、プロピレングリコールです。
どちらも多価アルコール系に分類されます。
ジブチルヒドロキシトルエンは、酸化防止剤です。
酸化防止剤は、抗酸化剤ともいいます。
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02
香粧品化学に関する問題です。
◯・・・・正しい組み合わせです。
✕・・・・誤った組み合わせです。正しくは、パラアミノ安息香酸エステルーー紫外線吸収剤です。
◯・・・・正しい組み合わせです。
◯・・・・正しい組み合わせです。
よって、【パラアミノ安息香酸エステル ― 金属イオン封鎖剤(キレート剤)】が誤った組み合わせでこの問の正解になります。
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03
化粧品は、皮膚や毛髪など人体に直接使用することから、安全性があることが求められます。そのために、化粧品には様々な働きを持つ成分が配合されています。
パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)は、雑菌などから製品を守り、清潔に保つことを目的に、清涼飲料水などの食品や化粧品の防腐剤として使われています。
よって正しいです。
パラアミノ安息香酸エステル は、紫外線を防ぐことを目的に、かつては日焼け止めに使われていたが、発ガン性を有する可能性があるため、現在、日焼け止めには別の成分が配合されています。
また、エデト酸塩やエチドロン酸などが、キレート剤として使われている成分です。
よって誤りです。
グリセリン は、食品や医薬品にも配合されており、保湿剤として化粧品に使われています。
水に溶けやすく、甘味があるのも特徴です。
よって正しいです。
ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)は、化粧品に含まれる成分に空気中の酸素が触れることによって起こる、酸化を防ぐことを目的に使われています。
よって正しいです。
化粧品を日常的に使用する人は「パラベンフリー」など、聞いたことのある成分名もあったと思います。香粧品の成分の問題が難しく感じる人は、馴染みのある成分から学んでいきましょう。
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