理容師 過去問
第50回
問13 (公衆衛生・環境衛生 問3)

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問題

理容師試験 第50回 問13(公衆衛生・環境衛生 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

2015年の悪性新生物(がん)の統計に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  全悪性新生物の粗死亡率は、減少傾向である。
b  胃がんの粗死亡率は、減少傾向である。
c  男性の部位別にみた粗死亡率の第1位は、肺がんである。
d  女性の部位別にみた粗死亡率の第1位は、子宮がんである。
  • aとb
  • bとc
  • cとd
  • aとd

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この過去問の解説 (3件)

01

2015年のがん死亡数は約37万人(死因の第1位)

国立がん研究センター「がん統計」による2015年のがん罹患数(推計値)は約99.1万人(991,239人)でした。

• 大腸・胃・肺がんが多い

• 5年生存率は約66.4%、膵がんが最も低い

• 高齢になるほどがんの死亡率は上昇

といったデータが出ております。

 

選択肢1. aとb

a→誤り

人口の高齢化や、悪性新生物(がん)が主要な死亡原因となっているため全体の悪性新生物(がん)の粗死亡率は増加傾向にあります。

 

b正しい

胃がんの死亡率は、近年減少しています。早期発見やピロリ菌感染の予防により治療が改善されたためです。

選択肢2. bとc

b正しい

胃がんの死亡率は、近年減少しています。早期発見やピロリ菌感染の予防により治療が改善されたためです。

 

c正しい

男性の悪性新生物(がん)による死亡率が最も高いのは肺がんになります。喫煙が大きなリスク要因といえます。

 

選択肢3. cとd

c正しい

男性の悪性新生物(がん)による死亡率が最も高いのは肺がんになります。喫煙が大きなリスク要因といえます。

 

d誤り

女性の部位別にみた悪性新生物(がん)の死亡率第1位は、乳がんになります。

子宮がんは第2位となってます。

選択肢4. aとd

a→誤り

人口の高齢化や、悪性新生物(がん)が主要な死亡原因となっているため全体の悪性新生物(がん)の粗死亡率は増加傾向にあります。

 

d誤り

女性の部位別にみた悪性新生物(がん)の死亡率第1位は、乳がんになります。

子宮がんは第2位となってます。

まとめ

a〜dのそれぞれ間違いの部分に二重線を入れ消去法で正しい組み合わせを答えるようにしましょう。

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02

近年の死亡率は、1位・がん 2位・心臓病 3位・肺炎となっています。
肺炎が増えた理由は、高齢になるにつれて、免疫機能が低下し感染症にかかりやすくなるからです。
 

選択肢1. aとb

誤り

 

悪性新生物はがんのことです。
がんの死亡率は増加傾向にあります。

 

選択肢2. bとc

b

正しい

 

胃がんの主な原因は、ピロリ菌感染です。
衛生環境の改善によりピロリ菌感染率が減少しました。
また、食生活改善、早期発見、治療技術の進歩も減少の要因です。

 

選択肢3. cとd

c

正しい

 

男性の1位・肺がん 女性の1位・大腸がんです。
 

選択肢4. aとd

d

誤り

 

子宮がんは減少傾向にあります。
一方、乳がんが増加傾向にあります。
 

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03

この問題は、2015年の悪性新生物(がん)の統計に関する記述で、正しいものの組み合わせを選びます。

選択肢1. aとb

a.全悪性新生物(がん)の粗死亡率は、減少傾向ではなく、上昇しています。

b.胃がんの粗死亡率は、減少傾向です。

選択肢2. bとc

b.胃がんの粗死亡率は、減少傾向です。

c.男性の部位別にみた粗死亡率の第1位は、肺がんです。

選択肢3. cとd

c.男性の部位別にみた粗死亡率の第1位は、肺がんです。

d.女性の部位別にみた粗死亡率の第1位は、大腸がんです。子宮がんではありません

選択肢4. aとd

a.全悪性新生物(がん)の粗死亡率は、減少傾向ではなく、上昇しています。

d.女性の部位別にみた粗死亡率の第1位は、大腸がんです。子宮がんではありません

まとめ

この問題のポイントは、

全悪性新生物(がん)の粗死亡率は上昇している

男性、女性それぞれの部位別にみた粗死亡率

を覚えておきましょう。

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