理容師 過去問
第50回
問14 (公衆衛生・環境衛生 問4)

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問題

理容師試験 第50回 問14(公衆衛生・環境衛生 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

下水に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 下水には、台所などで使われた生活排水のほか、各種工場から出る産業排水などがある。
  • 下水には、病原微生物や寄生虫卵、有害物質が含まれている場合がある。
  • 下水処理で発生する汚泥は、肥料やレンガなどに再資源化される技術が実用化されていないことから、すべて埋立処分が行われている。
  • 下水処理が行われた後に河川などに放流される水の水質については、法令で規制されている。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は下水の処理方法やリサイクルについて聞かれています。

誤っているものを選ぶ問題なので、文章をよく読み消去法で選びましょう。

 

 

選択肢1. 下水には、台所などで使われた生活排水のほか、各種工場から出る産業排水などがある。

正しい

 

下水には、生活排水や工場からの産業排水も含まれます。

これらは処理されて浄化する必要があります。

選択肢2. 下水には、病原微生物や寄生虫卵、有害物質が含まれている場合がある。

正しい

 

下水には病原微生物や寄生虫卵、有害物質が含まれていることがあるので、処理が必要になります。

 

選択肢3. 下水処理で発生する汚泥は、肥料やレンガなどに再資源化される技術が実用化されていないことから、すべて埋立処分が行われている。

誤り

 

汚泥は、リサイクルが進んでおり、肥料やレンガ、建材の材料に再利用されます。

また埋立処分に頼らず、汚泥の乾燥や焼却なども行われています。

 

選択肢4. 下水処理が行われた後に河川などに放流される水の水質については、法令で規制されている。

正しい

 

下水処理後に河川に放流される水の水質は法令で規制されているため水質基準を満たすことが求められます。

 

まとめ

それぞれの下水の処理の方法、どうリサイクルされているかを整理して覚えましょう。

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02

人が利用を終えた水を下水と言います。
環境汚染や疾患流行の原因になりやすいので、施設で処理され河川に放出されます。
 

選択肢1. 下水には、台所などで使われた生活排水のほか、各種工場から出る産業排水などがある。

生活排水は台所、洗濯、風呂、トイレなどから出る下水です。
産業排水には工場、事務所、畜産などから出る下水です。
 

選択肢2. 下水には、病原微生物や寄生虫卵、有害物質が含まれている場合がある。

下水を衛生上無害なものにすることを、下水処理、または終末処理という。
 

選択肢3. 下水処理で発生する汚泥は、肥料やレンガなどに再資源化される技術が実用化されていないことから、すべて埋立処分が行われている。

誤り

 

実用化されていない→実用化されている
 

資源の有効利用に関心が高まっています。
具体的には発電への利用、肥料、透水性ブロックを作っています。
 

選択肢4. 下水処理が行われた後に河川などに放流される水の水質については、法令で規制されている。

下水道法で規制されています。

下水道法は都市環境、公衆衛生を守りながら、環境保護に重要な役割を果たしています。
 

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03

この問題は、下水に関する記述で誤っているものを選びます。

選択肢1. 下水には、台所などで使われた生活排水のほか、各種工場から出る産業排水などがある。

下水とは、不要なものとして排出される水で、台所や風呂場から排出される排水「生活排水」、各種工場から出る「産業排水」などがあります。

選択肢2. 下水には、病原微生物や寄生虫卵、有害物質が含まれている場合がある。

下水には様々な汚染水が流入しており、病原微生物や寄生虫卵有害物質含まれている場合があります。

選択肢3. 下水処理で発生する汚泥は、肥料やレンガなどに再資源化される技術が実用化されていないことから、すべて埋立処分が行われている。

下水処理で発生する汚泥は、従来埋め立てて処分されていたが、現在では肥料やレンガなどに再資源化する技術が実用化されています。

選択肢4. 下水処理が行われた後に河川などに放流される水の水質については、法令で規制されている。

下水処理が行われた後に河川などに放流される水の水質は、下水道法などの法令で規制されています。

まとめ

この問題で覚えておきたいポイントは、

下水には「生活排水」「産業排水」などがあります。

様々な汚染水が流入していて有害物質が含まれている場合があります。

下水処理後は河川に放流されたり、再資源化する技術も実用されています。

この3点を覚えておきましょう

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