理容師 過去問
第50回
問15 (公衆衛生・環境衛生 問5)

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問題

理容師試験 第50回 問15(公衆衛生・環境衛生 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

廃棄物の処理に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 理容所から排出される廃棄物も、法律による規制の対象となる。
  • 廃棄物は、一般廃棄物と産業廃棄物とに大別される。
  • 家庭から排出されるごみは、焼却される場合が多いが、再資源化されるものや埋め立てられるものもある。
  • 産業廃棄物は、市町村が処理しなくてはならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題のポイントは一般廃棄物と産業廃棄物の違いになります。

それぞれの特徴を覚えておくようにしましょう。

選択肢1. 理容所から排出される廃棄物も、法律による規制の対象となる。

正しい

 

理容所から排出される廃棄物も、医療系の廃棄物や化学薬品を含む場合があるため、

法律に基づいて適切に処理される必要があります。

 

選択肢2. 廃棄物は、一般廃棄物と産業廃棄物とに大別される。

正しい

 

廃棄物は、一般廃棄物(家庭ごみなど)と産業廃棄物(事業活動から出る廃棄物)に大きく分けられています。

 

選択肢3. 家庭から排出されるごみは、焼却される場合が多いが、再資源化されるものや埋め立てられるものもある。

正しい

 

家庭ごみは、地域によって処理方法は異なりますが、焼却や再資源化(リサイクル)、

埋立てなどの方法で処理されます。

選択肢4. 産業廃棄物は、市町村が処理しなくてはならない。

誤り

 

産業廃棄物は、市町村ではなく、事業者が処理責任を持ちます。

・ 産業廃棄物とは事業活動に伴って発生する廃棄物であり、事業者が処理業者に委託し適切に処理する責任があります。

・ 市町村は一般廃棄物(家庭から出るごみや一部の事業者からの廃棄物)を処理する役割を担っています。

まとめ

一般廃棄物と産業廃棄物と処理方法の違いをしっかり覚えておくと類似した問題にも対応できます。

 

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02

廃棄物処理は、「廃棄物処理及び清掃に関する法律」に基づいて行われています。
 

選択肢1. 理容所から排出される廃棄物も、法律による規制の対象となる。

地域ごとに理容所の衛生管理について、独自の条例が定められています。

 

選択肢2. 廃棄物は、一般廃棄物と産業廃棄物とに大別される。

一般廃棄物は人の生活によって生じた廃棄物です。
 

産業廃棄物は、事業活動によって排出される廃棄物のうち、「廃棄物処理法」に基づき定められた物を指します。
製造業、建設業、医療機関などから出る特定の廃棄物のことです。20種類に分類されています。
 

選択肢3. 家庭から排出されるごみは、焼却される場合が多いが、再資源化されるものや埋め立てられるものもある。

ごみ処理は焼却、埋め立て、再利用などがあります。
埋め立ては害虫の発生や異臭、土地の問題があります。
焼却が最も衛生的な方法として採用されています。
今後は限りある資源の活用のため、再利用することが課題になります。
 

選択肢4. 産業廃棄物は、市町村が処理しなくてはならない。

誤り

 

一般廃棄物の処理は、市町村の責任で行われます。
産業廃棄物の処理は、事業主自身が行うか、業者に委託して行います。
 

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03

この問題は廃棄物に関する記述で、誤っているものを選びます。

選択肢1. 理容所から排出される廃棄物も、法律による規制の対象となる。

理容所から排出される毛髪などの廃棄物は、「事業系一般廃棄物」といいます。

法律により事業所は、その事業活動に伴って生じた廃棄物は自らの責任において適正に処理しなければならないと定められています。

選択肢2. 廃棄物は、一般廃棄物と産業廃棄物とに大別される。

廃棄物は大きく分けて「一般廃棄物」と「産業廃棄物」の2種類です。

選択肢3. 家庭から排出されるごみは、焼却される場合が多いが、再資源化されるものや埋め立てられるものもある。

一般廃棄物は市町村が回収し焼却再資源化埋め立てられるものがあります。

分別方法や回収ルールは、各自治体によって異なります

選択肢4. 産業廃棄物は、市町村が処理しなくてはならない。

産業廃棄物市町村が処理するものではなく排出した事業者が自ら責任をもって処理しなければなりません

まとめ

この問題の覚えておきたいポイントは、

廃棄物は、「一般廃棄物」と「産業廃棄物」の大きく分けて2種類あります。

理容所から排出される廃棄物は、産業廃棄物処理法で定められた20種類に入らないので、「事業系一般廃棄物」になります。

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