理容師 過去問
第50回
問26 (人体の構造及び機能 問1)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

理容師試験 第50回 問26(人体の構造及び機能 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

眼とその周辺の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 涙点は、外眼角の近くにある点状の小さな孔である。
  • 瞳孔は、虹彩の中央にある黒く見える部分である。
  • 「しろめ」の白い色は、眼球結膜の色である。
  • 下眼瞼(がんけん)の睫毛(しょうもう)は、上眼瞼の睫毛より長く密である。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

眼瞼(がんけん)や睫毛(しょうもう)など眼の構造に関する用語を覚えておきましょう。

 

 

 

選択肢1. 涙点は、外眼角の近くにある点状の小さな孔である。

誤り

 

涙点(るいてん)は、内眼角(目頭)の近くにあります。

涙は涙点から涙小管を通り、鼻涙管を経て鼻腔へ流れます。

 

選択肢2. 瞳孔は、虹彩の中央にある黒く見える部分である。

正しい

 

瞳孔は、虹彩の中央にある黒く見える部分です。

瞳孔(どうこう)は、虹彩の中央にあり、光の量を調節する穴です。

虹彩の色によって見た目の色が異なりますが、通常は黒く見えます。

 

選択肢3. 「しろめ」の白い色は、眼球結膜の色である。

誤り

 

しろめの部分は、強膜(きょうまく)の色です。

眼球結膜(がんきゅうけつまく)は透明な膜であり、その下にある強膜の色が「しろめ」となります。

 

選択肢4. 下眼瞼(がんけん)の睫毛(しょうもう)は、上眼瞼の睫毛より長く密である。

誤り

 

上眼瞼の睫毛のほうが、長く密です。

まつ毛は異物やほこりが目に入るのを防ぐ役割をしており、

特に上まぶたのまつ毛が発達しています。

参考になった数0

02

理美容にとって眼は、重要パーツで頻出の分野です。

選択肢1. 涙点は、外眼角の近くにある点状の小さな孔である。

誤り 外眼角→内眼角


 

涙点は内眼角(鼻側)内側にあり、涙を鼻腔へ排出させる涙の出口です。

泣くと鼻水が出るのは、そのためです。


 

選択肢2. 瞳孔は、虹彩の中央にある黒く見える部分である。

正しい


 

瞳孔は眼の中央部にある黒目の部分です。

虹彩は瞳孔に入る光の量を調節します。

虹彩は眼を正面から見た時、瞳の周りを囲っている茶色い部分です。


 

選択肢3. 「しろめ」の白い色は、眼球結膜の色である。

誤り 眼球結膜→強膜


 

眼球結膜は強膜を覆う無色透明な膜です。

強膜は眼球の最も外側にある白い丈夫な膜です。


 

選択肢4. 下眼瞼(がんけん)の睫毛(しょうもう)は、上眼瞼の睫毛より長く密である。

誤り 下眼瞼→上眼瞼


 

眼瞼はまぶた、睫毛はまつ毛のことです。


 

上眼瞼のまつげは長くて本数が多いです。


 

参考になった数0

03

この問題は、眼とその周辺の構造に関する記述で、正しいものを選びます。

選択肢1. 涙点は、外眼角の近くにある点状の小さな孔である。

誤った記述です。

涙点とは、上下まぶたの鼻側の内眼角の近くにある点状の小さな孔で、涙液の流出口です。

よって、外眼角の近くではありません。

選択肢2. 瞳孔は、虹彩の中央にある黒く見える部分である。

正しい記述です。

眼球の色がついている部分「虹彩」の中央にある、通常「黒目」と呼ばれる部分を瞳孔といいます。

選択肢3. 「しろめ」の白い色は、眼球結膜の色である。

誤った記述です。

「しろめ」の白色はまぶたの裏側から折り返して覆っている強膜(目を覆う白い層)のことです。

眼球結膜とは、その「しろめ」を覆っている半透明の膜をいいます。

選択肢4. 下眼瞼(がんけん)の睫毛(しょうもう)は、上眼瞼の睫毛より長く密である。

誤った記述です。

下眼瞼の睫毛(まつげ)上眼瞼の睫毛(まつげ)より短くまばらです。

まとめ

この問題のポイントは、

涙点とは、上下まぶたの鼻側の内眼角近くにある点状の小さな孔

眼球の色がついている部分を「虹彩」

虹彩の中央にある黒目と呼ばれる部分を「瞳孔」

眼球結膜は「しろめ」を覆っている半透明の膜

この4点を覚えておきましょう。

参考になった数0