理容師 過去問
第51回
問8 (関係法規・制度及び運営管理 問8)

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問題

理容師試験 第51回 問8(関係法規・制度及び運営管理 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

会計に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 損益計算書では、一時点においてどれだけの資産があるのか、借金はどれだけあるのかなどの状況を把握することができる。
  • 貸借対照表では、一定の期間における利益や費用がどのような状況になっているのかを把握できる。
  • 貸借対照表において、1年以内に返済しなければならない借金は流動負債に分類される。
  • 個人営業の場合は、税務上の決算日は自由に決められる。

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この過去問の解説 (2件)

01

損益計算書(PL)は一定期間の売上・費用・利益を示し、貸借対照表(BS)は決算日時点の資産・負債・純資産を示します。BSでは返済期限1年以内の負債を流動負債、1年超を固定負債に分類します。個人事業者の事業年度は暦年(1月1日~12月31日)で固定され、自由に決めることはできません。

選択肢1. 損益計算書では、一時点においてどれだけの資産があるのか、借金はどれだけあるのかなどの状況を把握することができる。

損益計算書は(PL)「期間」の経営成績を示すため、資産・負債残高を把握する表ではありません。誤りです。

選択肢2. 貸借対照表では、一定の期間における利益や費用がどのような状況になっているのかを把握できる。

貸借対照表(BS)は「一時点」の財政状態を示すため、期間中の利益や費用の動きは分かりません。誤りです。

選択肢3. 貸借対照表において、1年以内に返済しなければならない借金は流動負債に分類される。

貸借対照表では、返済期限が1年以内の借入金は流動負債に区分されます。正しい記述です。

選択肢4. 個人営業の場合は、税務上の決算日は自由に決められる。

個人営業(個人事業者)の決算日は税法で暦年と定められており、任意に設定できません。誤りです。

まとめ

「PL=期間」「BS=時点」「1年以内の負債=流動負債」「個人事業は12月31日締め」の4点をワンセットで覚えましょう。表の役割と期限区分をリンクさせると、会計の基本問題は瞬時に判断できるようになります。

 

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02

この問題では、会計における基礎的な財務諸表の理解が問われています。

以下ポイントを押さえておきましょう。

 

・損益計算書(P/L)は「一定期間の利益・費用」を示す。

・貸借対照表(B/S)は「一時点での資産・負債・純資産」を示す。

・流動負債とは1年以内に支払うべき負債。

・個人営業の決算日は原則として年1回で12月31日になり、自由には決められない。

選択肢1. 損益計算書では、一時点においてどれだけの資産があるのか、借金はどれだけあるのかなどの状況を把握することができる。

誤り

 

損益計算書ではなく、貸借対照表が「一時点での資産・負債状況」を示します。

損益計算書は一定期間の「収益と費用」から利益を把握するものです。

 

選択肢2. 貸借対照表では、一定の期間における利益や費用がどのような状況になっているのかを把握できる。

誤り

 

貸借対照表ではなく、こちらは損益計算書の説明になります。

選択肢3. 貸借対照表において、1年以内に返済しなければならない借金は流動負債に分類される。

正しい

 

貸借対照表では、「1年以内に返済すべき借金(例:買掛金、短期借入金など)」は流動負債に分類されます。

それに対し、1年以上かけて返す負債は「固定負債」となります。

 

選択肢4. 個人営業の場合は、税務上の決算日は自由に決められる。

誤り

 

個人事業主の決算日は原則として12月31日と、所得税法で定められています。

法人は決算日を自由に決められますが、個人は自由に決めることはできません。

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