理容師 過去問
第51回
問14 (公衆衛生・環境衛生 問4)

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問題

理容師試験 第51回 問14(公衆衛生・環境衛生 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

空気中に浮遊する粒子状の物質に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 浮遊する物質の量とともに、その成分や大きさも健康に関係がある。
  • 大気中の浮遊粒子状物質に関する環境基準が定められている。
  • 浮遊粒子状物質とは、その粒径が1ミリメートル以下のものをいう。
  • PM2.5とは、その粒径が2.5マイクロメートル以下のものをいう。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題で押さえておくべきポイントは、浮遊粒子状物質(SPM)やPM2.5の定義と、健康への影響、大気環境基準の有無です。特に粒径の単位(mmとµm)を混同しないことが重要です。

選択肢1. 浮遊する物質の量とともに、その成分や大きさも健康に関係がある。

正しいです。
粒子の大きさや成分によって呼吸器や循環器への影響が異なります。

選択肢2. 大気中の浮遊粒子状物質に関する環境基準が定められている。

正しいです。
日本では環境基本法に基づきSPMやPM2.5について環境基準が定められています。

選択肢3. 浮遊粒子状物質とは、その粒径が1ミリメートル以下のものをいう。

誤りです。
浮遊粒子状物質(SPM)は粒径がおおむね10マイクロメートル(µm)以下の粒子を指します。1ミリメートル(=1000µm)は桁違いに大きく、空気中に長時間浮遊することはありません。

選択肢4. PM2.5とは、その粒径が2.5マイクロメートル以下のものをいう。

正しいです。
PM2.5は直径2.5µm以下の微小粒子状物質で、肺の奥深くまで入りやすく健康への影響が大きいとされます。

まとめ

SPMは粒径10µm以下、PM2.5は粒径2.5µm以下が定義です。単位の間違い(mmとµm)は典型的なひっかけポイントなので、桁感覚を正しく押さえておきましょう。

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02

この問題は

大気汚染物質の知識,粒子状物質(PM2.5)に関する定義や環境基準など理解できているかが問われいています。

粒径の単位ミリメートルとマイクロメートル(μm)の違いはよく引っかけ問題で出題されるので要注意です。

選択肢1. 浮遊する物質の量とともに、その成分や大きさも健康に関係がある。

正しい

 

粒子の大きさ(粒径)や成分は呼吸器疾患などの健康に深く関係しています。

微小な粒子ほど肺の奥に入りやすいです。

 

選択肢2. 大気中の浮遊粒子状物質に関する環境基準が定められている。

正しい

 

浮遊粒子状物質(SPM)やPM2.5については環境基本法に基づく環境基準が設定されています。

選択肢3. 浮遊粒子状物質とは、その粒径が1ミリメートル以下のものをいう。

誤り

 

1ミリメートルは非常に大きすぎるので誤りです

浮遊粒子状物質(SPM)の定義は

「粒径が10マイクロメートル(μm)以下で、大気中に浮遊する粒子」を指します。

選択肢4. PM2.5とは、その粒径が2.5マイクロメートル以下のものをいう。

正しい

 

PM2.5は直径2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質を指します。

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