理容師 過去問
第51回
問15 (公衆衛生・環境衛生 問5)

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問題

理容師試験 第51回 問15(公衆衛生・環境衛生 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

換気に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 窓や隙間などを通じて起こる換気を自然換気という。
  • 同じ室内に多くの人がいると、粉じんや二酸化炭素などにより空気が汚れる。
  • ガスや石油を燃焼させて行う暖房は、二酸化炭素を発生させる。
  • 理容所及び美容所における衛生管理要領では、作業場内の二酸化炭素濃度は100ppm以下であることが望ましいとしている。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題で押さえておくべきポイントは、換気の種類、室内環境汚染の原因、燃焼暖房の影響、そして理容所・美容所の衛生管理基準の正しい数値です。特に二酸化炭素濃度の基準値は誤りになりやすい部分です。

選択肢1. 窓や隙間などを通じて起こる換気を自然換気という。

正しいです。
自然換気は風や温度差による空気の流れを利用し、窓や換気口、建物の隙間を通じて行われます。

選択肢2. 同じ室内に多くの人がいると、粉じんや二酸化炭素などにより空気が汚れる。

正しいです。
人の呼吸や活動により二酸化炭素や浮遊粒子状物質が増加します。

選択肢3. ガスや石油を燃焼させて行う暖房は、二酸化炭素を発生させる。

正しいです。
燃焼によって二酸化炭素や一酸化炭素が発生するため、換気が必要です。

選択肢4. 理容所及び美容所における衛生管理要領では、作業場内の二酸化炭素濃度は100ppm以下であることが望ましいとしている。

誤りです。
衛生管理要領では、二酸化炭素濃度は1500ppm以下であることが望ましいとされています。100ppmは極めて低く、大気中濃度(約400ppm)より低いため不適切です。

まとめ

自然換気の定義や燃焼暖房による二酸化炭素発生は正しい知識です。理容所・美容所の二酸化炭素基準は1500ppm以下が正解であり、数値の誤りが典型的なひっかけなので気をつけましょう。

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02

換気の問題は二酸化炭素濃度が重要な基準になります。

100ppmと1000ppmなどのppm桁数によるひっかけ問題が多いので注意しましょう。

選択肢1. 窓や隙間などを通じて起こる換気を自然換気という。

正しい

 

窓や隙間を通じて自然に起こる換気は「自然換気」と呼ばれます。

選択肢2. 同じ室内に多くの人がいると、粉じんや二酸化炭素などにより空気が汚れる。

正しい

 

人が多いと二酸化炭素・粉じんの増加や呼気・ホコリで空気が汚れます。

選択肢3. ガスや石油を燃焼させて行う暖房は、二酸化炭素を発生させる。

正しい

 

ガスや石油ストーブ等の燃焼式暖房は二酸化炭素が発生します。

十分な換気が必要になります。

選択肢4. 理容所及び美容所における衛生管理要領では、作業場内の二酸化炭素濃度は100ppm以下であることが望ましいとしている。

誤り

 

100ppm以下というのが誤りです。

理容所・美容所の衛生管理要領では作業場のCO₂濃度は1000ppm以下が望ましいとされています。

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