理容師 過去問
第51回
問16 (感染症 問1)

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問題

理容師試験 第51回 問16(感染症 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

次の細菌のうち、酸素があると発育できないものはどれか。
  • 百日せき菌
  • 結核菌
  • 破傷風菌
  • 大腸菌

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題で押さえておくべきポイントは、細菌の酸素に対する性質(好気性菌・嫌気性菌)です。酸素があると発育できないものは「偏性嫌気性菌」と呼ばれます。

選択肢1. 百日せき菌

好気性菌です。酸素がある環境で発育します。

選択肢2. 結核菌

好気性菌です。酸素が多い肺の上部で増殖しやすい特徴があります。

選択肢3. 破傷風菌

酸素があると発育できない菌なので、正しいです。
破傷風菌は偏性嫌気性菌で、酸素を嫌い、傷口などの酸素が少ない組織深部で発育します。

選択肢4. 大腸菌

通性嫌気性菌です。酸素があってもなくても発育可能です。

まとめ

酸素があると発育できないのは偏性嫌気性菌です。破傷風菌はその代表例で、深い刺し傷などの低酸素環境で感染・発症します。他の菌は酸素存在下でも増殖可能です。

参考になった数1

02

この問題では以下のポイントを押さえておきましょう。

 

・好気性菌→酸素が必要

・嫌気性菌→酸素があると発育できない(酸素があると死ぬこともある)

・通性嫌気性菌→酸素があってもなくても発育できる

 

またそれぞれの感染経路や症状についても押さえておくといいでしょう。

選択肢1. 百日せき菌

誤り

 

百日せき菌は、酸素を必要とする好気性菌です。

気道に感染し咳が長引く特徴的な症状を引き起こします。

選択肢2. 結核菌

誤り

 

結核菌は好気性菌で、酸素が豊富な肺を好んで増殖します。

空気感染で広がるため、感染対策には換気が重要です。

 

選択肢3. 破傷風菌

正解

 

破傷風菌は酸素を嫌う偏性嫌気性菌です。

土壌や傷口の奥深く(酸素が少ない場所)で発育し神経毒を出してけいれんを起こします。

選択肢4. 大腸菌

誤り

 

大腸菌は通性嫌気性菌で、酸素があってもなくても発育できます。

腸内など酸素の少ない場所でも繁殖できる柔軟な性質の細菌です。

 

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