社会福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
人体の構造と機能及び疾病 問2
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問題
社会福祉士試験 第27回(平成26年度) 人体の構造と機能及び疾病 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
国際生活機能分類(ICF)の基本的考え方と概要に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 機能障害とは、個人が何らかの生活・人生場面にかかわるときに経験する難しさのことである。
- 参加とは、生活・人生場面へのかかわりのことである。
- 生活機能と障害の構成要素は、環境因子と個人因子である。
- 背景因子の構成要素は、心身機能と身体構造、活動と参加である。
- ICFは、病気やその他の健康状態を病因論的な枠組みに立って分類したものである。
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この過去問の解説 (4件)
01
1× 問題文は参加制約の説明で、機能障害は手足の麻痺などの心身機能・身体構造の障害を指します。
2○ 参加とは、労働・選挙など、社会生活や社会的役割に関わることを指します。
3× 生活機能と障害の構成要素は「心身機能・身体構造」「活動」「参加」です。
4×背景因子の構成要素は環境因子と個人因子です。
5×問題文は国際障害分類(ICIDH)の説明であり、ICFは、すべての人の健康状態を中心にしたモデルであり、健康状態・関連状況の枠組みを提示したものです。
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02
1.「個人が何らかの生活・人生場面にかかわるときに経験する難しさ」とは、参加制約のことです。機能障害は「著しい変異や喪失などといった、心身機能または身体構造上の問題」と定義されています。
2.参加とは、生活・人生場面へのかかわりのことです。
3.生活機能と障害の構成要素は「心身機能と身体構造」「活動と参加」です。
4.背景因子の構成要素は「環境因子」と「個人因子」です。
5.病因論的な枠組みで分類しているものは国際疾病分類(ICD)です。
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03
×1 . 機能障害とは、身体とその他の機能の医学的・生物学的状態に関する一般標準からの変異を表すものとされています。個人が何らかの生活・人生場面にかかわるときに経験する難しさは、参加制約と呼ばれています。
○2 . 参加とは、生活・人生場面へのかかわりのことです。
×3 . 生活機能と障害の構成要素は、心身機能と身体構造および活動と参加、とされています。環境因子と個人因子は、背景因子を構成するものです。
×4 . 背景因子の構成要素は、環境因子と個人因子です。心身機能と身体構造、活動と参加は、生活機能と障害の構成要素とされています。
×5 . 病気やその他の健康状態を病因論的な枠組みに立って分類したものは、ICD―10です。
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04
2【○】問題文通りです。社会生活に参加することを指します。また家庭生活へも参加を用います。
3【×】生活機能と障害の構成要素は「心身機能・身体構造」「活動」「参加」です。
4【×】背景因子は「環境因子」と「個人因子」です。
5【×】ICFはすべての人の健康状態を中心にした健康状況と健康関連状況のモデルです。問題文はICIDH(国際障害分類)の説明です。
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