社会福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
人体の構造と機能及び疾病 問3
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問題
社会福祉士試験 第27回(平成26年度) 人体の構造と機能及び疾病 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
糖尿病に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 診断には、尿糖の所見が必要である。
- 自覚症状がなければ、糖尿病と診断されない。
- 現在、糖尿病性腎症は透析導入に至る原疾患の第1位である。
- 1型糖尿病では、インスリン療法と食事療法を併用しない。
- 2型糖尿病では、インスリン療法を行わない。
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この過去問の解説 (4件)
01
糖尿病の基本的事項の確認問題です。
× 尿糖は所見として重要だが診断には用いません。診断には血糖値やヘモグロビンA1cなどを用います。
× 糖尿病は、通常意識できる症状がないことも多く、特に軽症での初期は自覚症状がありません。
○ 糖尿病性腎症は3大合併症のひとつで、透析導入の原因疾患として最も多いです。
× 1型糖尿病ではインスリン療法は絶対適応で、かつ食事療法を行い高血糖にならないようにすることも重要です。
× 2型糖尿病でも内服薬による治療では十分でない場合、インスリン療法を行います。
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02
正解は「現在、糖尿病性腎症は透析導入に至る原疾患の第1位である。」です。
×尿糖の所見は、糖尿病診断の重要な判断材料ではありますが、必須ではありません。
×糖尿病初期には、自覚症状がないことも多く、検診などによる早期診断によって悪化を防ぐことが可能です。
○ 現在、糖尿病性腎症は透析導入に至る原疾患の第1位で、透析原因の約44%を占めています。
× 1型糖尿病は、若年者に急激に発症することが多く、必要に応じてインスリン療法と食事療法等を併用して治療します。
× 2型糖尿病は、中年以降の発症が多く、必要に応じてインスリン療法と食事療法等を併用して治療していきます。
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03
正解は「現在、糖尿病性腎症は透析導入に至る原疾患の第1位である。」です。
糖尿病の所見には、糖尿ではなく血糖値が使われます。
自覚症状がなくても糖尿病と診断されます。
糖尿病性腎症は透析導入に至る原疾患の第1位です。
1型糖尿病であってもインスリン療法と食事療法は併用します。
2型糖尿病であってもインスリン療法を行うケースがあります。
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04
正解は「現在、糖尿病性腎症は透析導入に至る原疾患の第1位である。」です。
【×】尿糖は所見としては重要ですが、診断には用いられません。診断には血糖値やヘモグロビンAlcなどが用いられます。
【×】重症の場合、体重減少や多飲口渇が見られますが、初期から通常だと自覚症状はあまり見られません。
【○】問題文のとおりである。糖尿病性腎症は、糖尿病の3大合併症の一つです。
【×】1型糖尿病はインスリン療法の絶対適応です。加えて高血糖にならないよう食事療法を行います。
【×】2型でもインスリンの分泌が少ない場合などインスリン治療を行います。
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