社会福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
社会保障 問49

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問題

社会福祉士試験 第27回(平成26年度) 社会保障 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

「平成25年版厚生労働白書」において、正社員と比べ、非正規雇用の労働者が抱える課題に挙げられているものとして、正しいものを2つ選びなさい。
  • 通勤時間が長くなりやすい。
  • 転勤が多くなりやすい。
  • 健康保険、厚生年金が適用されている比率が低い。
  • 家庭の事情(家事・育児・介護等)や他の活動(趣味・学習等)と両立しにくい。
  • 能力開発の機会が少ない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3、5です。

1.通勤時間の短さは、非正規雇用を選んだ理由の一つに挙げられています。

2.転勤が多くなりやすいのは、正社員が抱える課題です。

3.健康保険の適用状況は、正社員99.5%、正社員以外52.8%、厚生年金の適用状況は、正社員99.5%、正社員以外51.0%と記載されており、非正規雇用の労働者の方が、健康保険、厚生年金の比率が低くなっています。

4.家庭の事情や他の活動との両立は、非正規雇用を選んだ理由の一つに挙げられています。

5.「教育訓練機会の少ない非正規雇用の労働者」と白書で記載されています。

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02

1.×
 非正規雇用の労働者の中には、「通勤時間が短い」という理由で非正規雇用を選んでいる人もいるため、適切ではありません。

2.×
 正社員に比べて非正規雇用の方が転勤は少ないと思われるため、適切とはいえません。

3.○
 非正規雇用の労働者については、正社員との間で賃金の格差が生じていますが、教育訓練の実施状況のほか、社会保険などの適応状況についても格差が生じています。

4.×
 女性については、家庭的な責任を負っていることなどから、「自分の都合のよい時間に働けるから」や「家計の補助、学資等を得たいから」、「家庭の事情(家事・育児・介護)や他の活動(趣味・学習等)と両立しやすいから」という理由により非正規雇用で働いている人が増加しています。

5.○
 「正社員として働ける会社がなかった」として非正規雇用で働いている若者の割合が増加しており、能力開発機会の不足が懸念されています。

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03

1× 通勤時間に関する言及がありません。
2× 言及はありませんが、正社員の方が一般的には多いとされています。
3〇 健康保険・厚生年金の適用比率は非正規雇用者の方が低いです。
4× 言及はありませんが、両立が難しいのは正規社員と言えます。
5〇 長期キャリアを見据えた仕事配分や教育訓練が重視されない傾向にあります。

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