社会福祉士の過去問
第27回(平成26年度)
高齢者に対する支援と介護保険制度 問129
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問題
社会福祉士試験 第27回(平成26年度) 高齢者に対する支援と介護保険制度 問129 (訂正依頼・報告はこちら)
片麻痺がある人への介護の視点から見た浴室の環境整備に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
- 開閉時に身体移動が少ないことから、脱衣所は開き戸にした方がよい。
- 浴槽の出入りのためには横手すりをつけた方がよい。
- 腰かけて浴槽に入るための移乗台を設けた方がよい。
- 立位でまたぐ場合は、浴槽の縁(エプロン部分)はできるだけ厚い方がよい。
- 浴槽やシャワーチェアからの立ち上がりのために、浴室の手すりは複数取り付けるとよい。
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この過去問の解説 (3件)
01
2× 浴槽の出入りのためには、縦手すりの方が力が入り安全です。
3○ 正しいです。移乗台があると腰かけた状態で浴槽に入れるので、安全です。
4× 浴槽の縁が厚いとまたぎにくくなってしまうので、できるだけ薄い方が良いです。
5○ 正しいです。状況に応じて使いやすい手すりを使用した方が危険を回避できます。
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02
2× 浴室へ入るときには高低差があるので縦手すりが望ましいです。 構造によっては横手すりが望ましい場合もあります。
3○ 移乗台があることで危険を避けることができます。
4× 手で掴んで安定を確保するためには厚くないほうがよいです。
5○ 複数手すりがあると状況に応じて使用できます。
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03
1、不適切です。開き戸は扉が動く範囲が広いため、それを避けるため開閉する人は体の動きを大きくしなければなりません。片麻痺がある方には開き戸より引き戸で開閉できる扉をつける方が利用しやすいと言えます。
2、不適切です。片麻痺の方が浴槽に出入りする際は、体勢のバランスを取ったり、手に力も入りやすい縦手すりを付ける事が推奨されます。
3、適切な内容です。浴槽をまたぐ動作は片足で体を支える場面が出てくるため、片麻痺がある方はバランスを崩しやすい動作であると言えます。腰かけて安定した座位を保った状態であれば移乗動作の危険性が低下すると考えられるため、移乗台を設ける事は有効な環境整備と言えます。
4、不適切です。浴槽の縁が厚すぎると浴槽の出入りの際に移動距離が大きくなってしまい、出入りしにくくなります。
5、適切な内容です。浴槽とシャワーチェアは立ち上がる際の位置や高さが異なるため、一つの手すりだけでは立ち上がりの補助として不十分な場合が考えられます。複数手すりを取り付ける事で、より安全な立ち上がりが可能となります。
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