社会福祉士の過去問
第28回(平成27年度)
社会理論と社会システム 問21
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問題
社会福祉士試験 第28回(平成27年度) 社会理論と社会システム 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
社会問題の捉え方に関する次の記述のうち、構築主義的なアプローチとして、正しいものを1つ選びなさい。
- 社会がどうあるべきかについては、多くの人々に共有されている規範が存在するので、これに反するものが社会問題と認識される。
- 社会は統一されたシステムを成しているので、その目標達成にとってマイナスに働く事象は、社会問題と認識される。
- 社会問題とは、客観的に実在し、誰の目にも明らかな現実として存在するものである。
- 社会問題とは、専門家でなければ可視化できないような、現代社会におけるリスクのことである。
- 社会問題とは、自明なものとして存在するのではなく、人々が主張することを通して認識される問題である。
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この過去問の解説 (3件)
01
2× 設問は機能主義アプローチの説明です。
3× 構築主義アプローチでは、社会問題が客観的に実在すると仮定しません。
4× 設問はリスク社会論アプローチの説明です。
5○ 構築主義アプローチにおける社会問題は、ある社会の状態を社会問題と主張することで認識されます。
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02
1.構築主義的なアプローチでは、多くの人々に共有されている規範に反すれば社会問題であるという考え方はせず、主張することを通じて認識されるものが社会問題と考えます。
2.社会システムの目標達成と社会問題とは関係ありません。
3.社会問題には、主観的なものも含まれます。
4.専門家でなくても現実として認識される問題があれば、社会問題といえます。
5.社会問題とは、自明なものとして存在するのではなく、人々が主張することを通じて認識される問題といえます。
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03
1、規範に反するものを社会問題ととらえるのは、規範主義の考え方です。
2、社会システムをなしているのでその目標達成にマイナスに働くと捉えるのは、機能主義的な考え方です。
3、誰の目にも明らかな現実としてとらえるのは、本質主義的な考え方です。
4、専門家でなければ可視化できないようなリスクととらえるのは、構築主義的なものとはいえません。
5、個人や集団が主張を通して作られていくというのは、構築主義的な考え方です。
以上のことから、正解は5です。
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