社会福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
人体の構造と機能及び疾病 問4

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問題

社会福祉士試験 第29回(平成28年度) 人体の構造と機能及び疾病 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

感染症に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 疥癬(かいせん)の他者への感染を予防するために、患者の使用した食器の消毒を行う。
  • 結核は、空気中に浮遊する病原菌を吸入することで感染する。
  • ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、水や食べ物を通して感染する。
  • デング熱は、マダニを介して感染する。
  • C型肝炎ウイルスの感染予防には、ワクチンが実用化されている。

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この過去問の解説 (3件)

01

1× 疥癬はヒゼンダニによって感染するもので、肌の直接接触や使用した寝具などを介して感染します。
2〇 結核は空気中を漂う結核菌の吸入することで感染をします。
3× HIVは食べ物ではなく、血液や精液などの体液を介して感染します。
4× デング熱はマダニではなく蚊によって感染します。
5× 現在ワクチンが実用化されているのはB型肝炎ウィルスです。

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02

1.誤り。疥癬はヒゼンダニが原因です。人の皮膚に寄生し、激しい痒みを伴います。衣類やリネンを通じて、感染することもあります。設問の「食器の消毒」と疥癬は関連性はありません。

2.正しい。戦前、結核は「亡国病」とも呼ばれていました。結核菌を吸い込むことにより感染します(空気感染)

3.誤り。HIVは性的、血液、母子感染が多くなっています。

4.誤り。デング熱はデングウイルスによる感染症です。ヒトスジシマカやネッタイシマカがウイルスを持っているため、これらの蚊に刺されることにより感染します。

5.誤り。C型肝炎は血液を介して感染します(輸血や血液製剤、注射針の使い回しなど)。治療としては服薬や抗ウイルス療法などです。
種類はA,B,C,D,E型肝炎があります。C型肝炎についてはワクチンの実用化はされていません。

以上により、選択肢2が正解となります。

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03

正解は2です。

1.疥癬は皮膚に触れることで感染します。感染の予防には、患者の使用した衣類の消毒などを行います。

2.結核は、空気中に浮遊する病原菌を吸入することで感染します。

3.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染経路は、性行為、血液や血液製剤、母子感染です。水や食べ物を通して感染することはありません。

4.デング熱は、蚊を介して感染します。

5.C型肝炎ウイルスはワクチンが実用化されていません。C型肝炎ウイルスの感染予防には、感染している人の血液に触れないようにすることが大切です。

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