社会福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
心理学理論と心理的支援 問9

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問題

社会福祉士試験 第29回(平成28年度) 心理学理論と心理的支援 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

気分に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 生起した原因は曖昧である。
  • はっきりした生理的な反応を伴う。
  • 急激に生起し数秒間で消失する。
  • 典型例は怒りである。
  • 表情にはっきりと表れやすい。

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この過去問の解説 (3件)

01

1〇 気分は喚起した原因が分からないとされています。
2× 情動は交感神経系を活性化させますが、気分は明確な生理的反応を伴わないことが多いです。 
3× 気分は長時間持続しながら緩やかに変化する感情状態です。
4× 気分は「いい気分」「悪い気分」「楽しい気分」などのように大まか表現でしか区別できません。
5× 気分は明確な表情や行動として表出されにくいです。

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02

1.正しい。生起とは、ある現象が現れ起きることです。気分における生起は曖昧でハッキリしません。

2.誤り。生理的反応とは外部の刺激に対する応答のことで、ハッキリとしたものばかりでは有りません。

3.誤り。気分は数秒間で生起消失するものではありません。少なくとも数分~数時間単位で持続するものです。

4.誤り。典型例は怒りだけではなく、喜怒哀楽、様々な気分の種類があります。

5.誤り。ハッキリ表情に表れない事も多くあります。例「この人は怒っているのだろうか?どんな気分なのだろうか?」等、表情で気分を測る事は難しく、表情に表れない人も多くいます。

以上により、選択肢1が正解となります。

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03

正解は1です。

1.気分について、生起した原因は曖昧であり、特定できないことも少なくないことから、最も適切な回答といえます。

2.気分のなかには、はっきりした生理的な反応を伴わないものもあります。

3.気分のなかには、急激に生起し数秒間で消失するものや、気づかない間に生起し長期間消失しないものもあります。

4.気分には、怒りのほかに悲しみや憂鬱、高揚感などもあり、怒りが典型例というわけではありません。

5.気分には、表情にはっきりと表れないものもあります。

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