社会福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
心理学理論と心理的支援 問11

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問題

社会福祉士試験 第29回(平成28年度) 心理学理論と心理的支援 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

記憶に関する次の記述のうち、エピソード記憶の例として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 愛知県の県庁所在地は、名古屋市である。
  • 幼少期に習得したピアノの曲を、大人になっても弾くことができる。
  • 昨晩、近くのファーストフード店でハンバーグカレーを食べた。
  • 「3-2-5-4-1」という5個の数字を聞き、「3-2-5-4-1」と反復する。
  • 「12×21」という数字の掛け算を暗算で行う。

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この過去問の解説 (3件)

01

1× 設問は知識としての記憶である「意味記憶」の例になります。
2× 設問は身体動作や認知的スキルに関する記憶である「手続き記憶」の例です。
3〇 過去の経験した出来事の記憶をエピソード記憶といい、「いつ」「どこで」などの情報がついています。
4× 設問は数十秒程度しか持続しない短期記憶の例です。
5× 設問は一時的な記憶であるワーキングメモリの例です。

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02

エピソード記憶はイベント記憶とも言われ、出来事の経験やそれを経験した時の心身状態の両方が記憶されていることです。

1.誤り。設問のような知識についての記憶は意味記憶と呼ばれています。

2.誤り。一度習得した技能は長期間保たれています。これを手続き記憶と言います。

3.正しい。上記のエピソード記憶の説明の通りです。

4.誤り。5個の数字を聞いて反復するのは短期記憶です。

5.誤り。計算・判断・推論・思考など様々な活動の基礎となるものは作業記憶(作動記憶)です。ワーキングメモリーとも呼ばれています。

以上により、選択肢3が正解となります。

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03

正解は3です。

1.県庁所在地のような誰もが知っている情報は、意味記憶です。

2.ピアノのような運動や技能に関する記憶は、手続き記憶です。

3.昨晩の食事のような個人的に経験する情報は、エピソード記憶といえます。

4.5個の数字を聞いてそのまま反復することができるのは、短期記憶によるものです。

5.暗算を行うことができるのは、ワーキングメモリー(作動記憶)によるものです。

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