社会福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
心理学理論と心理的支援 問12

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問題

社会福祉士試験 第29回(平成28年度) 心理学理論と心理的支援 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

適応機制に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 抑圧とは、現在の発達段階より下の発達段階に逆戻りして、未熟な言動を行うことをいう。
  • 昇華とは、ある対象に対して持っていた本来の欲求や本心とは反対の言動をとることをいう。
  • 退行とは、苦痛な感情や社会から承認されそうもない欲求を、意識の中から閉め出す無意識的な心理作用のことをいう。
  • 合理化とは、自分がとった葛藤を伴う言動について、一見もっともらしい理由づけをすることをいう。
  • 反動形成とは、社会から承認されそうもない欲求を、社会から承認されるものに置き換えて充足させることをいう。

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この過去問の解説 (3件)

01

1× 設問は退行の説明であり、抑圧は苦痛感情などを意識の中から閉め出す心理作用です。
2× 設問は反動形成の説明です。昇華とは社会的に承認されにくい欲求を承認されやすいものや行為に置き換えて充足させることです。
3× 設問は抑圧の説明であり、退行は発達段階が逆戻りし、未熟な言動を行うことです。
4〇 合理化の説明として正しいです。イソップ童話の狐と葡萄が合理化の例として有名です。
5× 設問は昇華の説明です。反動形成は本来の欲求や本心とは反対の言動をとることです

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02

適応機制は防衛機能とも呼ばれており、自分を守るために無意識に働く心の仕組みのことを指します。

1.誤り。説明文は「退行」に関する内容です。赤ちゃん返りと言えば、イメージしやすいのではないでしょうか?

2.誤り。説明文は「反動形成」に関する内容です。

3.誤り。説明文は「抑圧」に関する内容です。

4.正しい。合理化は自分の都合の良いように理由を付けることです。

5.誤り。説明文は「昇華」に関する内容です。

他にも「投影」「代償」「補償」「置き換え」「同一視」などが適応機制の種類となります。このように説明文がごちゃ混ぜになり、出題されるケースもありますので、混乱しないように1つ1つ覚えて解答を導きましょう。

以上により、選択肢4が正解となります。

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03

正解は4です。

1.抑圧とは、苦痛な感情や社会から承認されそうもない欲求を、意識の中から閉め出す無意識的な心理作用のことをいいます。

2.昇華とは、社会から承認されそうもない欲求を、社会から承認されるものに置き換えて充足させることをいいます。

3.退行とは、現在の発達段階より下の発達段階に逆戻りして、未熟な言動を行うことをいいます。

4.合理化とは、自分がとった葛藤を伴う言動について、一見もっともらしい理由づけをすることをいいます。

5.反動形成とは、ある対象に対して持っていた本来の欲求や本心とは反対の言動をとることをいいます。

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