社会福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
社会理論と社会システム 問15

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問題

社会福祉士試験 第29回(平成28年度) 社会理論と社会システム 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、所得格差を示す指標として、最も適切なものを1つ選びなさい。

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この過去問の解説 (3件)

01

1× エンゲル係数とは、家計に消費支出に占める飲食費の割合であり貧困の程度を測る指標に用いられることがあります。
2〇 ジニ係数は、所得分配の平等/不平等を測定する指標で、完全平等であれば0、一人が独占する場合は1の値をとり、1に近づくほど所得格差があることになります。
3× 幸福度指標は、GDPなどの経済的指標では把握できない主観的な意識を把握する指標です。
4× 貧困線はブースの定義をより詳細にラウントリーが規定した概念で、貧困線以下になると必要最低限の支出が不可能になる収入基準です。
5× GDPは国内総生産のことであり、経済的指標です。

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02

正解は2です。

1.エンゲル係数は、飲食費の割合で貧困の程度を分析するものです。所得格差を示す指標ではありません。

2.ジニ係数は所得格差を示す指標です。最も平等の時に0となり、所得格差が大きいほど1に近づきます。

3.幸福度指標は、幸福度を具体的に見えるように各種指標で表したものです。所得格差は指標に入っていません。

4.貧困線は、生活をしていくために最低限必要な収入のラインです。所得格差を示すものではありません。

5.GDP(国内総生産)は、国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額です。所得格差を示す指標ではありません。

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03

1.誤り。エンゲル係数とは家計の支出の総額に占める食料費の割合を指します。
エンゲル係数が高いほど、生活水準が低いとされています。

2.正しい。ジニ係数は所得の格差や不平等をはかるための尺度の1つです。

3.誤り。幸福度指標は字の通り、国民の満足や幸福度をはかるための指標です。

4.誤り。貧困線とは生活を維持するための最低限の収入・生活水準を示す指標です。

5.誤り。GDPは国内総生産の略です。

以上により、選択肢2が正解となります。

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