社会福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
社会理論と社会システム 問18

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問題

社会福祉士試験 第29回(平成28年度) 社会理論と社会システム 問18 (訂正依頼・報告はこちら)

「平成27年版高齢社会白書」(内閣府)に基づく一人暮らし高齢者の意識に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 子供の有無に関わらず、半数以上の男性が、日常のちょっとした用事のことで人に頼りたいとは思わないと回答している。
  • 「とても幸せ」と回答した一人暮らしの高齢者の比率は、男女で差がない。
  • 子供のいない男性の半数は、病気などの時に看護や世話を介護サービスの人に頼りたいと回答している。
  • 「毎日会話をしている人」の「現在の楽しみ」(複数回答)では、「仲間とのおしゃべり」が「テレビ・ラジオ」を上回っている。
  • 孤独死を身近に感じるかについて、「とても感じる」と回答した人の比率は、約25%である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1〇 子どものいる男性で50,3%子どものいない男性で54.8%が日常のちょっとしたことで人に頼りたいと思わないと回答しています。
2× 一人暮らしの高齢者の女性が18%、男性は8.4%が「とても幸せ」と回答しています。
3× 子どものいない男性では「当てはまる人がいない」という回答が35%と最も多いです。次いで、「そのことで頼りたいと思わない」が22.6%です。
4× 「テレビ・ラジオ」が77.8%で最も多いです。
5× 「とても感じる」と回答した人は14.5%です。

参考になった数80

02

正解は1です。

1.日常のちょっとした用事を頼みたい相手について、男性の子供あり50.3%、男性の子供なし54.8%が「そのことで頼りたいと思わない」となっており、子供の有無に関わらず半数以上となっています。

2.「とても幸せ(10点)」と回答した人は、女性が18.0%、男性が8.4%となっており、高い幸福度を感じる男性は女性の約半分と男女で差があります。

3.子供のいない男性について「病気などの時に看護や世話を介護サービスの人に頼りたい」と回答したのは9.6%です。半数を超えているのは、「当てはまる人いない」(35.0%)、「そのことで頼りたいと思わない」(22.6%)の合計です。

4.「毎日会話をしている人」の「現在の楽しみ」では、「テレビ・ラジオ」が77.8%で「仲間とのおしゃべり」の60.8%を上回っています。

5.孤独死を身近に感じるかについて、「とても感じる」と回答した人の比率は、約14.5%です。

参考になった数45

03

このような資料から、数値が抜粋されている問題も多く見られます。

全ての資料を確認するのは現実的には不可能ですが、過去問で学習した資料・数値は再確認しましょう。

余力があれば、ニュース新聞等で取り上げられた社会福祉関連記事についてもアンテナを張り、頭の片隅に入れておくのも良いかと思います。

1.正しい。高齢白書 【第3節 一人暮らし高齢者に関する意識】「2.人とのつきあいに関する意識」の中では、半数以上の男性はちょっとした用事では頼りたいとは思わない、あるいは頼める人がいない、となっています。

2.誤り。高齢白書 【第3節 一人暮らし高齢者に関する意識】「1.幸福感、不安に関する意識」の中では、高い幸福度を感じる男性は女性の約半分となっています。

3.誤り。高齢白書 【第3節 一人暮らし高齢者に関する意識】「3.将来に関する事項」の中では、子どものいない男性は約1/3が看護や世話を頼みたい相手がいないと答えています。

4.誤り。高齢白書 【第3節 一人暮らし高齢者に関する意識】「2.人とのつきあいに関する意識」の中では、会話の頻度が高いほど楽しみが多く、テレビラジオ78.8%、仲間とのおしゃべり53.1%、新聞雑誌44%となっています。

5.誤り。高齢白書 【第3節 一人暮らし高齢者に関する意識】「3.将来に関する事項」の中では、孤独死について「とても感じる」「まあ感じる」を合わせて、44.5%です。「あまり感じない」「全く感じない」を合わせて、52.1%です。

以上により、選択肢1が正解となります。

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