社会福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
相談援助の理論と方法 問104
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問題
社会福祉士試験 第29回(平成28年度) 相談援助の理論と方法 問104 (訂正依頼・報告はこちら)
ソーシャルワークにおけるアセスメントに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- コミュニティはアセスメントの対象に含まれない。
- ソシオグラムは、クライエントと複数世代の家族メンバーとの関係性を表す。
- パーソナリティに焦点化して、クライエントに関する情報を収集する。
- プライバシー保護のため、クライエント以外の者から情報収集は行わない。
- 支援プロセスの進行と共に展開する動的なプロセスである。
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この過去問の解説 (3件)
01
2× ソシオグラムとはグループのメンバー間の相互関係を図表化するものです。
3× アセスメントは収集した情報を大系だて、環境を描き出します。
4× クライエントの承諾を得て、関係者からの情報収集を行い、広く様々な視点から解決法を検討すべきです。
5○ アセスメントは支援のある時点で完結するものではなく、支援過程で新しい情報が加わりそれらを統合、分析して継続していくプロセスです。
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02
1.コミュニティもアセスメントの対象に含まれます。
2.クライエントと複数世代の家族メンバーとの関係性を表すのは、ジェノグラムです。ソシオグラムは、小集団における人間関係の構造を明らかにするものです。
3.クライエントに関する情報収集は、パーソナリティだけでなく、環境面なども含めて幅広く行います。
4.プライバシーを保護しつつ、クライエント以外の人からも情報収集を行います。
5.ソーシャルワークにおけるアセスメントは、支援プロセスの進行と共に展開する動的なプロセスです。
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03
アセスメントの対象は、クライエント自身の情報のみならず、クライエントを取り巻く環境も含まれます。
その中にはクライエントが属するコミュニティも含まれています。
2、不適切です。
ソシオグラムは集団に属するメンバーがお互いをどのように感じているかを知り、その関係性を図式化した物の事を指します。
選択肢の内容は「ジェノグラム」の説明です。
3、不適切です。
パーソナリティとは「個性・性格」などと訳され、アセスメントにおいては重要な確認項目となります。
しかしアセスメントする内容はクライエント自身のみならず、クライエントを取り巻く住環境や繋がりのある社会資源など、数多く把握する必要があると言えます。
4、不適切です。
クライエントの支援に必要と考えられる内容は、クライエント以外からも情報収集を行う事があります。
その際、クライエント自身に許可をもらい、プライバシーに配慮をした情報収集を行う事が原則として求められています。
5、適切な内容です。
アセスメントは情報収集を行い、クライエントが抱えている課題を分析して支援方針や支援内容を決定するプロセスとなります。
一度情報収集をして終了するのではなく、クライエント自身の状態や思いに変化が生じた場合は、それに応じて再アセスメントを行う事が求められます。
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