社会福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
福祉サービスの組織と経営 問123

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問題

社会福祉士試験 第29回(平成28年度) 福祉サービスの組織と経営 問123 (訂正依頼・報告はこちら)

リーダーシップに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • コンティンジェンシー理論では、特定のリーダーシップ行動の普遍的有効性を重視する。
  • 行動アプローチでは、リーダーシップという影響力の実体をリーダー個人の身体的・精神的資質として捉える。
  • 変革型リーダーシップ論では、メンバー個々の動機づけや知的刺激を排除するリーダーの行動を重視する。
  • リーダーシップの特性論では、課題志向型と人間関係志向型の二つの行動を重視する。
  • フォロワーシップ理論では、フォロワーの自律性を引き出すリーダーの役割を重視する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

1.コンティンジェンシー理論では、環境ごとに応じた組織化やリーダーシップ行動が必要とされています。特定のものが重視されているわけではありません。

2.リーダー個人の身体的・精神的資質として、リーダーシップという影響力の実体を捉えるのは、リーダーシップの特性論です。

3.メンバー個々の動機づけや知的刺激を排除するリーダーの行動を重視するのは、行動アプローチです。

4.課題志向型と人間関係志向型の二つの行動を重視するのは、コンティンジェンシー理論(状況適合理論)です。

5.フォロワーシップ理論では、フォロワーの自律性を引き出すリーダーの役割を重視します。

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02

1× コンティンジェンシー理論は状況や外部環境の変化に応じたリーダーシップスタイルがあるという理論です。
2× リーダーにはふさわしい資質があるとした理論をリーダーシップ特性論といいます。
3× 変革型リーダーシップはメンバーの意識改革をもたらすようなリーダーシップです。
4× 課題志向型と人間関係志向型に分け、リーダーシップを関心の度合いで示したのが
マネジリアル・グリッドです。
5〇 フォロワーの在り方についてもリーダーシップ論では論じられています。リーダーを支える優れたフォロワーの存在が組織の存続には必要です。

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03

1、不適切です。
コンティンジェンシー理論においては、どの環境や状況にも適応するリーダーシップは存在せず、その状況によって変化させる必要があるとされています。

2、不適切です。選択肢の内容はリーダーシップの特性論の内容です。
リーダーシップの行動理論では、人間の行動に着目し、優れたリーダーに見られる行動の共通点を見つける事で優れたリーダーとはどのような人間の事かを求めようとした考え方の事を言います。

3、不適切です。
変革型リーダーシップ論においてはメンバー個々のがモチベーションを上げて仕事に取り組めるよう動機づけを行ったり、知的刺激を与えるリーダーの能力を重視しています。

4、不適切です。選択肢の内容は「マネジリアル・グリッド理論」の説明です。

5、適切な内容です。
フォロワーシップ理論においては、フォロワーを5つの性質に分け、理想となる模範的フォロワーにフォロワーの姿を近づける事を目標としています。
そのためにフォロワーの自律性を引き出すリーダーの役割を重視しています。

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