社会福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
社会調査の基礎 問87

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問題

社会福祉士試験 第30回(平成29年度) 社会調査の基礎 問87 (訂正依頼・報告はこちら)

横断調査と縦断調査に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • トレンド調査とは、同一対象者を継時的に追跡することを通じて、調査対象者の変化を知ろうとする調査法である。
  • 同じ調査票を用いて、4月にR市、5月にS市で調査を行えば、縦断調査といえる。
  • パネル調査では、調査の回数を重ねるにつれてサンプル数が増加する。
  • 横断調査は、ある一時点での特定の市で実施する市民意識調査は含まれない。
  • 横断調査では、因果関係を特定するに当たり制約が伴う。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

横断調査は1回のみの調査、縦断調査は同じ対象に対して複数回行う調査です。

1.トレンド調査とは、調査対象者を定義して、継時的に追跡することを通じて、調査対象者の変化を知ろうとする調査法です。調査対象者の定義は同じですが、調査対象者は同一ではありません。

2.調査対象の市が変わっているので、縦断調査とはいえません。

3.パネル調査では、全く同一の対象者に対して調査を行うため、調査の回数を重ねるにつれてサンプル数が減少します。

4.ある一時点での特定の市で実施する市民意識調査も横断調査です。

5.横断調査では、因果関係を特定するに当たり制約が伴います。

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02

正解は5です。

選択肢のとおり、横断調査は、因果関係を特定するにあたり制約が伴います。

各選択肢については以下のとおりです。

1→トレンド調査は、調査対象者の定義は変化しませんが調査対象者は同一ではなく変化するため誤りです。

2→縦断調査は、同一対象に複数回行なう調査のことを指すため、4月と5月で調査対象の市が異なるこの選択肢は誤りです。

3→パネル調査は、同一の調査対象を繰り返し調査するもので、増えることはなく、対象者は減っていきます。

4→ある一時点での特定の市で実施する市民意識調査も、横断調査に含まれます。

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03

正解は5です。

1.調査対象者の変化を知ろうとするのはパネル調査です。
2.4月と5月で対象者が違うので、縦断調査とはいえません。
3.パネル調査は対象者を固定して行うため、サンプル数が増加することはありません。
4.ある一時点での調査は横断調査になります。
5.設問のとおりです。

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