社会福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 問142

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「里親支援を行う児童養護施設及び乳児院に配置される。」です。

選択肢1. 社会福祉士の資格を有する者でなければならない。

社会福祉士でなくとも、施設で5年以上勤務した者や、児童福祉司で、里親養育に理解があり、ソーシャルワークの視点を持てる人であれば、里親支援専門相談員になることは可能です。

選択肢2. 施設入所している被虐待児童等への生活場面での1対1の対応、保護者への援助を主な目的としている。

施設入所している被虐待児童等への生活場面での1対1の対応、保護者への援助を主な目的とするのは、個別対応職員です。

選択肢3. 施設入所している児童の保護者等に対し、児童の早期家庭復帰、里親委託等を可能とするための相談援助を主な目的としている。

施設入所している児童の保護者等に対し、児童の早期家庭復帰、里親委託等を可能とするための相談援助を主な目的とするのは、家庭支援専門相談員です。

選択肢4. 厚生労働大臣が指定する者が行う研修を受講することが、義務づけられている。

厚生労働大臣が指定する者が行う研修を受講することは、義務づけられていません。

選択肢5. 里親支援を行う児童養護施設及び乳児院に配置される。

里親支援専門相談員は、里親支援を行う児童養護施設及び乳児院に配置されます。

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02

正解は「里親支援を行う児童養護施設及び乳児院に配置される。」です。

選択肢1. 社会福祉士の資格を有する者でなければならない。

× 里親支援専門員は、社会福祉士でなくとも要件を満たせばなれます。

選択肢2. 施設入所している被虐待児童等への生活場面での1対1の対応、保護者への援助を主な目的としている。

× 被虐待児童等への対応や保護者援助を担うのはケースワーカー(個別担当職員)です。

選択肢3. 施設入所している児童の保護者等に対し、児童の早期家庭復帰、里親委託等を可能とするための相談援助を主な目的としている。

× 設問の役割は家庭支援専門相談員が担っています。

選択肢4. 厚生労働大臣が指定する者が行う研修を受講することが、義務づけられている。

×  里親支援専門員には厚生労働大臣が指定する者が行う研修を受講することが義務づけられていません。

選択肢5. 里親支援を行う児童養護施設及び乳児院に配置される。

〇 里親支援専門員は里親支援を行う児童養護施設及び乳児院に配置されることになっています。

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03

正解は「里親支援を行う児童養護施設及び乳児院に配置される。」です。

選択肢1. 社会福祉士の資格を有する者でなければならない。

不適切です。

里親支援専門相談員の資格要件は、社会福祉士である事の他に、

「児童養護施設等で5年以上の実務経験がある者」や

「児童福祉司の資格を有する者」で里親養育に理解があり、ソーシャルワークの視点を持てる人である事とされています。

選択肢2. 施設入所している被虐待児童等への生活場面での1対1の対応、保護者への援助を主な目的としている。

不適切です。

里親支援専門相談員の役割は、里親委託の推進や委託後の状況確認、里親に対する理解を深めるための地域支援活動などが挙げられます。

選択肢の内容は、児童養護施設等に配置されている「個別対応職員」の業務内容です。

選択肢3. 施設入所している児童の保護者等に対し、児童の早期家庭復帰、里親委託等を可能とするための相談援助を主な目的としている。

不適切です。選択肢の内容は「家庭支援専門相談員」の業務内容です。

選択肢4. 厚生労働大臣が指定する者が行う研修を受講することが、義務づけられている。

不適切です。

里親支援専門相談員の要件として、研修の受講は謳われていません。

選択肢5. 里親支援を行う児童養護施設及び乳児院に配置される。

適切な内容です。

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