社会福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
心理学理論と心理的支援 問8

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

社会福祉士試験 第31回(平成30年度) 心理学理論と心理的支援 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち、内発的動機づけによる行動として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 観衆から拍手を受けることが楽しくて、駅前での演奏活動を毎週続けた。
  • おこづかいをもらえることが嬉しくて、玄関の掃除を毎日行った。
  • 出席するたびにシールをもらえることが楽しくて、ラジオ体操に毎朝通った。
  • 絵を描くことが楽しくて、時間を忘れて取り組んだ。
  • 成功すれば課長に昇進できると言われ、熱心に仕事に取り組んだ。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

内発的動機づけとはその活動自体をしたいと思う心の働きです。

損得勘定がモチベーションとなる外発的動機づけと見分けて、
正答を導きましょう。

1× 観衆から拍手を受けるのは、外発的動機づけです。

2× おこづかいなど金銭を得るのは、外発的動機づけです。

3× シールをもらうことは、外発的動機づけです。

4○ 絵を描くこと自体が楽しいのは、内発的動機づけです。

5× 課長に昇進できるのは、外発的動機づけです。

参考になった数83

02

1.× 観衆からの拍手をもらうと楽しいという外からの刺激を受けているので、外発的動機付けです。

2.× おこづかいがもらえるという外からの刺激を受けているので、外発的動機付けです。

3.× シールが貰えるという楽しさからくる外発的動機付けです。

4.〇 絵を描くことに夢中になるという、自分がその行為が好きで時間を忘れたということなので、内発的動機付けに当てはまります。

5.× 成功すれば昇進するという外からの刺激をうけているので、外発的動機付けです。

参考になった数27

03

内発的動機づけによる行動は、自分自身の好みや価値観などがきっかけとなり「その行動をしたい」という気持ちに結びつく行動の事を指します。
対して「外発的動機づけによる行動」は、その行動を行うきっかけが外部からの刺激(良い評価を受けられる、物をもらえる等)によるものである行動の事を指します。

1、不適切です。
自分自身が行動する理由は観衆からの拍手になっており、他者から賞賛される事が目的となる外発的動機づけによる行動となります。

2、不適切です。
行動の理由はおこづかいをもらえる事であり、他者から報酬を得られる事が目的となる外発的動機づけによる行動となります。

3、不適切です。
行動の理由はシールをもらえる事であり、他者から報酬を得られる事が目的となる外発的動機づけによる行動となります。

4、適切です。
絵を描くという行動自体を好んでおり、その行動をする事により「楽しさ」を得られる事が行動のきっかけとなる内発的動機づけによる行動と言えます。

5、不適切です。
行動の理由は課長に昇進できるという事であり、会社から評価を受けるための行動となっているため、外発的動機づけによる行動と言えます。

参考になった数20