社会福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
福祉サービスの組織と経営 問119
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問題
社会福祉士試験 第31回(平成30年度) 福祉サービスの組織と経営 問119 (訂正依頼・報告はこちら)
福祉サービスの経営に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- CSR(Corporate Social Responsibility)は、福祉サービス事業者には求められない。
- CSV(Creating Shared Value)とは、企業や法人の価値を共有するために情報開示を進める概念である。
- バランス・スコアカードとは、財務面の評価手法である。
- コンプライアンスを達成するには、ガバナンスが重要である。
- 福祉サービスの改善活動であるPDCAには、現場職員が関わらないことが望ましい。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.× CSVとは、企業が社会課題に取り組み、社会に対して価値を創造することで、経済的な価値がともに創設されることです。
3.× バランス・スコア・カードとは、企業がもつ4つの視点(財務の視点、顧客の視点、業績プロセスの視点、成長や学習の視点)がどのように企業に影響を与えるかを可視化するシステムのことです。
4.〇 コンプライアンスとは法律や規律を厳守することで、ガバナンスはそれを厳守するにはどのような管理体制が必要かを作ることです。そのため、コンプライアンスを達成するにはガバナンスが必要といえます。
5.× PDCAサイクルとは「P(計画)D(実行)C(評価)A(改善)」することであり、業務を常に改善しながら進めていくことです。そのため、現場職員が関わらないようにするというのは不適切です。
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02
1× CSRとは、より良い社会になるように経営を行うことであり、福祉サービス事業者も含まれます。
2× CSVとは企業や法人の価値を共有する情報開示ではなく、「企業と社会との価値を共有し両立する」ことを指します。
3× 財務面の評価手法ではなく、正しくは「業績においての評価手法」になります。
4○ 正しいです。
コンプライアンスとは「法令順守」と呼ばれ、ガバナンスは管理することを指します。
5× PDCAサイクルは品質向上のために元々用いられていましたが、近年では福祉サービスでも推奨されるようになっています。
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03
1、 CSR は企業の社会的責任であり福祉サービス事業者に求められるものです。
2 、CSV は企業は経済条件社会的状況や課題を改善することにより企業全体の生産性も高まるという考えです。
3、バランススコアカードの概念は従来の財務的指標中心の業績管理手法の欠点を補うものです。
4、設問の通りです。
5 、PDCA は支援の実効性を高めるための流れであり P (plan:計画) Ⅾ(do:実行) C( check: 評価)A(action:改善)の順で行われます。
ケアマネジメントの展開などの場面において、D は福祉サービスにあたり、直接介護などで関わる現場職員は PDCA には必要です。
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