社会福祉士の過去問
第31回(平成30年度)
児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 問142
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問題
社会福祉士試験 第31回(平成30年度) 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 問142 (訂正依頼・報告はこちら)
「平成28年度福祉行政報告例」(厚生労働省)における児童相談所の相談に関する統計の説明のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 児童相談所が対応した児童虐待相談件数は、10万件を超えている。
- 児童相談所が対応した虐待相談を虐待種別でみると、身体的虐待が最も多い。
- 児童相談所が対応した相談のうち、児童福祉法に基づく入所措置をとったものは3割程度である。
- 児童相談所が受け付けた相談の相談経路は、学校が最も多い。
- 児童相談所が受け付けた障害相談の内訳でみると、肢体不自由相談が最も多い。
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この過去問の解説 (3件)
01
1、122,575件で 前年度より19289 件(18.7%)増加しています。
2、「心理的虐待」が63186件(51.5%)と最も多く、次いで「身体的虐待」が31925件(26%)となっています。
3、全相談122575件中、施設入所等は4845件なので、相談件数の約4%となります。
4、最も多いのは警察等(44.7%)で、次に近隣知人(14.2%)、家族親戚(9.4%)の順です。
5、障害相談件数で一番多いのは、知的障害に関するものです。
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02
2.× 心理的虐待が63186件と最も多いです。身体的虐待は31925件です。
3.× 相談件数の約4%が入所処置を行っています。
4.× 児童相談所が受け付けた相談で最も多かった相談経路は警察(40.2%)です。
5.× 児童相談所が受け付けた障害相談の内容で最も多かったのが、知的障害に関する相談です。
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03
1○ 正しいです。
児童虐待の対応件数は122,575件と10万件を超えています。
また最近のデータ(平成30年)でも約15万件と年々増加傾向にあります。
2× 最も多いのは、「心理的虐待」(63,186 件)です。
次いで「身体的虐待」(31,925件)です。
3× 全相談(122,575件)から入所措置になったのは4,845件です。
全相談の3割だと約40万件になるので、間違いといえます。
4× 児童相談所が受け付けた相談の相談経路で最も多いのは「警察等」です。
5× 肢体不自由ではなく、正しくは「知的障がい」です。
約18万件ある障害相談のうち、知的障がいに関する相談は約15万件を占めています。
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