社会福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
相談援助の理論と方法 問98
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問題
社会福祉士試験 第32回(令和元年度) 相談援助の理論と方法 問98 (訂正依頼・報告はこちら)
ソーシャルワークに影響を与えたシステム理論に関する次の説明のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ホメオスタシスとは、システムが恒常性を保とうとする働きである。
- システムとは、複数の要素が無機的に関わり合っている集合体である。
- 開放システムの変容の最終状態は、初期条件によって一義的に決定される。
- 外部と情報やエネルギーの交換を行っているのは、閉鎖システムである。
- サイバネティックスとは、システムが他の干渉を受けずに自己を変化させようとする仕組みである。
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この過去問の解説 (3件)
01
ホメオスタシスとは、システムが恒常性を保とうとする働きのことをさします。
2. 誤。
システム理論では、環境と個人などといった要素が交互作用するものであると捉えています。
3.誤。
開放システムの変容の最終状態は、各要素の相互作用によって全体が構成されていくものであると考えられています。
4.誤。
外部と情報やエネルギーの交換を行なっているのは、開放システムです。
5.誤。
サイバネティックスとは、システムを起動したり、変動する要因はフィードバックによるという考え方をさします。他の干渉を受けないという表現は不適切です。
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02
2、不適切です。
システム理論におけるシステムとは社会に存在する複数の要素がそれぞれ影響しあい、一体的に存在している物であると考えられています。
3、不適切です。選択肢の内容は閉鎖システムについての内容となっています。
開放システムはシステムとシステムの相互作用によって変容していくと考えられています。
4、不適切です。閉鎖システムは外部環境との関係を排除しています。
外部と情報やエネルギーの交換を行っているのは開放システムです。
5、不適切です。
サイバネティックスは行動を起こした結果、起きた事象をフィードバックし、それを基にシステムを変容させたり再起動させたりする事を言います。
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03
1〇 正しいです。
ホメオスタシス(homeostasis)とは恒常性という意味があります。
2× 無機的ではなく、正しくは「有機的」です。
3× 初期条件に関わらず、環境に応じて常に変化をしていることを指します。
4× 閉鎖システムではなく、正しくは「開放システム」です。
5× 他の干渉を受けることで自己を変化させていくこと指します。
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