社会福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
高齢者に対する支援と介護保険制度 問129

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問題

社会福祉士試験 第32回(令和元年度) 高齢者に対する支援と介護保険制度 問129 (訂正依頼・報告はこちら)

介護予防に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 指標としての健康寿命とは、健康状態で生活することが期待される平均期間である。
  • サルコペニアとは、加齢によって予備力が低下し、ストレスへの回復力が低下した状態で、要介護状態の前段階といえる。
  • 2016年(平成28年)における平均寿命と健康寿命の差は、女性より男性の方が大きい。
  • フレイルとは、高齢期の筋量や筋力の低下、それに伴う身体機能低下で、サルコペニアの要因の一つである。
  • 予防・健康づくりの推進のための介護予防と生活習慣病対策・フレイル対策は、一体的に介護保険で行われている。

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この過去問の解説 (3件)

01

1、適切な内容です。
現在はこの健康寿命を延ばす事を目標にした取り組みがなされています。

2、不適切です。
サルコペニアとは、筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態の事を指します。選択肢に記された内容は「フレイル」の説明です。

3、不適切です。
健康寿命と平均寿命の差は、男性が8.84年、女性が12.35年となっており、女性の方が差が大きくなっています。

4、不適切です。選択肢に記された内容はサルコペニアの説明です。
サルコペニアはフレイルの要因の一つと言われています。

5、不適切です。
生活習慣病対策やフレイル対策は医療保険が中心となって行う物とされています。

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02

正解は1です。

健康寿命とは、平均寿命から寝たきりや認知症など不健康な状態の期間を差し引き、日常生活に制限なく健康で過ごせている期間のことを指します。

各選択肢については、以下の通りです。

2.選択肢は、フレイルの説明です。
サルコペニアとは、加齢に伴う筋肉量の低下のことです。
要介護状態にならないために、サルコペニアを予防することが大切です。

3.2016年における平均寿命と健康寿命の差は男性より女性の方が大きく、男性が8.84年、女性が12.35年という結果です。

4.選択肢は、サルコペニアの説明です。
サルコペニアはフレイルの一要因となります。

5.現在、介護予防は介護保険で、生活習慣病対策・フレイル対策は医療保険で、それぞれ実施されています。
今後フレイル対策の強化に向け、介護予防と医療保険の保険事業を一体化することが目指されています。

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03

正解は1です。

健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことを指します。

各選択肢については、以下の通りです。

2. こちらはフレイルの説明です。
サルコペニアは、高齢期の筋量や筋力の低下に伴って、身体機能が低下することを指します。そのため不適切です。

3. 2016年の厚生労働白書によると、平均寿命と健康寿命の差(不健康な期間)は、男性が9.02年、女性が12.40年で、女性の方が大きいことが分かっています。そのため不適切です。

4. こちらはサルコペニアの説明です。
フレイルは、加齢によって予備力やストレスへの回復力が低下した状態で、健常な状態と要介護状態の中間の状態を指します。そのため不適切です。

5. 生活習慣病対策やフレイル対策は、医療保険で行われています。
そのため不適切です。

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