社会福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 問138

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問題

社会福祉士試験 第32回(令和元年度) 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 問138 (訂正依頼・報告はこちら)

児童福祉法に基づく里親制度に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 里親には、養育里親、養子縁組里親、親族里親、週末里親の4種類がある。
  • 里親となることを希望する者に配偶者がいなくても、都道府県知事が認めれば里親として認定される。
  • 全ての里親希望者は、必要な研修を受講することが義務づけられている。
  • 一人の里親希望者に対して、異なった種類の里親を重複して認定することはできない。
  • 里親への委託が開始される児童の年齢は、12歳未満と定められている。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

配偶者の有無は里親の認定要件にありません。
里親認定の基本的な要件としては、要保護児童への理解等を有していることや、経済的に困窮していないことなどがあります。

各選択肢については、以下の通りです。

1.里親の種類は「養育里親」「専門里親」「養子縁組里親」「親族里親」の4種類です。
それぞれの里親の種類によって、認定要件が異なります。

3.親族里親のみ、研修の受講が義務付けられていません。
それ以外は、養育里親研修・専門里親研修・養子縁組里親研修の受講修了が認定の必要要件に入っています。

4.異なった種類の里親の認定は可能です。
養育里親が、専門里親の認定も受けるケースが多いです。

5.開始年齢に定めはなく、新生児からおおむね18歳までの児童(必要に応じて20歳まで)が里親委託の対象となります。

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02

1、不適切です。
里親の種類は「養育里親」「専門里親」「養子縁組里親」「親族里親」の4つに大別されます。
その他、短期の里親として「週末里親」や「季節里親」などもあります。

2、適切な内容です。
単身であったとしても児童を養育するにふさわしい環境を提供できるなどの条件をクリアし、里親としての適性を認められたものである場合は里親となる事ができます。

3、不適切です。
児童の3親等内の親族が里親となる「親族里親」の場合は研修が必須ではありません。

4、不適切です。重複した種類の里親になる事に、特別の制限はありません。

5、不適切です。
里親委託が必要と考えられる児童であれば、委託年齢が高年齢であったとしても里親委託が開始されます。

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03

正解は2です。

里親には、子どもの養育についての理解や熱意、豊かな愛情を有していること、経済的に困窮していないこと等が求められます。
配偶者の有無は認定要件に含まれておらず、この選択肢は適切です。

各選択肢については、以下の通りです。
1. 里親は「養育里親」「専門里親」「養子縁組里親」「親族里親」の4種類であり、不適切です。

3. 「親族里親」の研修は必須でなく、不適切です。

4.一人の里親希望者について、異なった種類の里親を重複して認定しても差し支えはなく、不適切です。

5. 里親に養育を委託する子どもは、特に年齢の定めはなく、新生児から高年齢児まですべての子どもが検討の対象とされています。そのため不適切です。

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