社会福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
心理学理論と心理的支援 問8

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問題

社会福祉士試験 第33回(令和2年度) 心理学理論と心理的支援 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

マズロー( Maslow, A.)による人間の欲求階層又は動機づけに関する理論について、次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 階層の最下位の欲求は、人間関係を求める欲求である。
  • 階層の最上位の欲求は、自尊や承認を求める欲求である。
  • 階層の下から3番目の欲求は、多くのものを得たいという所有の欲求である。
  • 自己実現の欲求は、成長欲求(成長動機)といわれる。
  • 各階層の欲求は、より上位の階層の欲求が充足すると生じる。

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この過去問の解説 (4件)

01

この問題はマズローの欲求段階説に関する問題です。

1→✕ 階層の最下位の欲求は生理的要求であり、問題文は「所属と愛情の欲求」に該当します。

2→✕ 階層の最上位の欲求は自己実現の要求であり、問題文は「承認の欲求」に該当します。

3→✕ 階層の下から3番目の欲求は「所属と愛情の欲求」であり、問題文は下から2番目の「安全と安定の欲求」に該当します

4→〇 問題文の通りです。

5→✕ 各階層の欲求は、その欲求よりも下位の階層の欲求が充足すると生じるものとされています。

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02

1、不適切です。階層の再開の欲求は「生理的欲求」であり、生きるために必要な基本的欲求である食欲などがそれに該当します。

2、不適切です。階層の最上位の欲求は「自己実現の欲求」です。自尊や承認を求める欲求である「承認欲求」は最上位から一つ下の階層に位置します。

3、不適切です。階層の下から3番目の欲求は「社会的欲求」であり、集団に所属したり役割を得る事などで満たされる欲求です。物質的な物を多く得たとしても満たせる欲求ではありません。

4、適切な内容です。自己実現の欲求は自分の可能性を探求したり、理想とする自分の姿になりたいという欲求の事を指し、それを満たすために成長欲求も生じる事となります。

5、不適切です。マズローの欲求階層は下位の階層が満たされる事で、上位への欲求が出現するとされています。

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03

正解は4です。

自己実現の欲求は成長欲求と呼ばれ、以下の承認欲求、社会的欲求、安全欲求、生理的欲求は欠乏欲求と呼ばれます。

各選択肢については以下のとおりです。

1→階層の最下位の欲求は、生理的欲求です。

2→階層の最上位の欲求は、自己実現の欲求です。

3→階層の下から3番目の欲求は、社会的欲求です。

5→各階層の欲求は、より下位の階層の欲求が充足すると生じます。

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04

正解は4です。

1 ×

マズローの理論では、階層の最下位の欲求は、生理的欲求です。

生命を維持するために必要な食欲や睡眠などが相当します。

2 ×

マズローの理論における最上位の欲求は、自己実現欲求です。

自尊や承認を求める欲求は、自己実現欲求のすぐ下に位置します。

3 ×

階層の下から3番目の欲求は、所属と愛の欲求です。

所有欲求については直接言及されていませんが、所有欲求を満たすことにより、安全欲求や生理的欲求を満たされる場合があります。

4 ○

問題文にあるとおり、自己実現の欲求は、成長欲求(成長動機)ともいわれます。

5 ×

マズローの理論では、各階層の欲求は、より下位の階層の欲求が充足されると生じるとされています。

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