社会福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
地域福祉の理論と方法 問41

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は福祉サービスの立案及び評価に関するものです。

1→✕ パブリックコメントとは国の行政機関が政令や省令等を制定するにあたって事前に広く一般から意見を募る事で行政機関の運営の透明性や公益性の確保を目的に行われるものです。

2→〇 問題文の通り、ニーズ推計とはニーズを一定の基準で分類しその類型ごとに出現率の推計等を行い、それに対応するサービスの種類や必要量を算出する手法です。

3→✕ 福祉サービス第三者評価事業における第三者評価は個人ではなく、公正・中立的な立場から第3者機関が専門的・客観的に評価するものです。

4→✕ 福祉サービスのアウトカム評価とは、その事業の目的や目標の達成度、成果の数値目標に関して評価するものです。

5→✕ プログラム評価の枠組みでは、サービスの効果を計測するための指標の設定はサービスの質の向上を目的に行うため、サービスの実施前に行われます。

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02

正解は2です。

ニーズ推計とは、ニーズを一定の基準でカテゴリーに分類し、それぞれの出現率の推計に基づき、それに適合するサービスの種類や量などを算出する方法です。

各選択肢については以下のとおりです。

1→パブリックコメントは、行政機関が規制などを定めようとする際、国民の意見を求め、それを考慮することにより、行政運営の公正さの確保と透明性の向上を図り、国民の権利利益の保護に役立てることです。

3→福祉サービス第三者評価事業における第三者評価とは、福祉サービスの質の向上を目的とし、公正・中立な第三者機関は専門的・客観的立場から評価を行います。

4→アウトカム評価とは、事業の成果・効果(アウトカム)をもとに、目標の達成度を評価するものです。

5→プログラム評価とは、投入、過程、産出、成果、効率性といった一連の流れを評価します。サービスの効果を計測するための指標設定は基本的にサービスの実施前に行われます。

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03

1、不適切です。パブリックコメントとは、国の行政機関が政令などを定めようとする際に、事前に一般の人から意見を募る手法の事を言います。これを実施する事で、より公平・公正な政令等の制定に繋げる事が出来ます。

2、適切な内容です。ニーズ推計を行う事で、対象となる人たちの持つ潜在的な需要が分かったり、需要に対応したサービスの種類・必要量を算出する事に繋がります。

3、不適切です。福祉サービス第三者評価事業における第三者評価とは、評価を受ける事業所に関連のある人以外の第三者機関が専門的・客観的にサービスの質を判断する事を言います。

4、不適切です。福祉サービスのアウトカム評価とは、福祉サービスを利用した事により、サービスを受けた対象者にどんな変化がもたらされたか結果を評価する事を言います。

5、不適切です。プログラム評価の枠組みにおいて、サービスの効果を計測するための指標設定はサービスの実施前に行われます。

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