社会福祉士の過去問
第34回(令和3年度)
人体の構造と機能及び疾病 問6

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問題

社会福祉士試験 第34回(令和3年度) 人体の構造と機能及び疾病 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM-5)において、物質関連障害及び嗜癖性(しへきせい)障害群に分類されるものとして、正しいものを1つ選びなさい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、 です。

精神疾患の診断・統計マニュアルとは、精神疾患や発達障害の診断の際に用いられる世界的な診断基準のことです。DSM-5の「5」とは、5版を意味します。

1 不適切です。「限局性学習症」は、神経発達症群/神経発達障害群に分類されます。

2 適切です。「ギャンブル障害」は、ギャンブルをすることにより自分や家族、職場など周辺の環境に障害を引き起こしてしまいます。

3 不適切です。「神経性やせ症」は、食行動障害および摂食障害群に分類されます。

4 不適切です「強迫症」は、強迫症および関連症群/強迫性障害および関連障害群に分類されます。

5 不適切です。「急性ストレス障害」は、「心的外傷およびストレス因関連障害群」に分類されます。

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02

正解は 2 です。

物質関連障害および嗜癖性障害群は、アルコール・危険ドラッグ・覚せい剤などによる物質関連障害と、ギャンブルによる非物質関連障害があり、これらが脳に影響を及ぼすことによって、精神障害が生じます。

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03

精神疾患の診断・統計マニュアルは、1952年にDSM-Ⅰが発表され、年月を経て改正されました。

2023年1月現在ではDSM-Ⅴが最新版となっており、2013年に公開されています。

選択肢1. 限局性学習症(限局性学習障害)

不適切です。限局性学習症(限局性学習障害)は「神経発達障害群」に分類されます。

限局性学習症とは、知能に問題はないのに読む事が出来ない、計算が出来ないなどの発達障害の事を言います。

選択肢2. ギャンブル障害

適切な内容です。ギャンブル依存症は物質関連障害及び嗜癖性障害に分類されます。

症状としては生活に支障が出る程ギャンブルにのめり込み、止めようとしても止められない状態に陥ってしまうという事が挙げられます。

選択肢3. 神経性やせ症(神経性無食欲症)

不適切です。神経性やせ症は「食行動障害および摂食症候群」に分類されます。

神経性やせ症は自分自身の理想とする体型と、現在の体型が乖離しているという思いから発生します。食べ物を過度に制限する「摂食制限型」と食べ過ぎた物を排出するため、下剤などの乱用を行う「過食・排出型」の症状に分けられます。

選択肢4. 強迫症(強迫性障害)

不適切です。強迫症(強迫性障害)は「強迫症及び関連症群」に分類されます。

強迫症(強迫性障害)とは、自分では不合理と思っていてもその行動を止める事が出来ないという症状が見られます。

選択肢5. 急性ストレス障害

不適切です。急性ストレス障害は「心的外傷及びストレス因関連障害群」に分類されます。

急性ストレス障害は、災害や事故など強い精神的ストレスを受けた事により、重度のストレス反応が認められる状態に陥る状態の事を言います。

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